2021年9月30日、A.L.I. Technologies(以下A.L.I.)は、今夏、農業リモートセンシング業務の累計実施地域が36都道府県に達したことを発表した。

 A.L.I.は2019年より農業リモートセンシングに係るドローンソリューションを提供している。リモートセンシングでは、ドローンで撮影した空撮画像をもとに作物の生育状況を可視化。得られたデータから適切な箇所に適切な施肥を行うことで、低コストで均一な施肥が可能になり、農業従事者の作業労力と作業時間を大幅に短縮する。今夏は、国内農業機器メーカーと共同で、36都道府県において農業リモートセンシングを実施した。

 今後は、大豆や果物など農作物における農業リモートセンシングサービスだけでなく、ドローンによる農薬散布サービスを新たに展開するとしている。

 同社では操縦士オペレーションシステム「C.O.S.M.O.S. Hub(コスモスハブ)」により、100名を超える登録操縦士のデータを一元管理している。操縦士の稼働管理を行うことで、日本全国の登録操縦士と業務発注者のマッチングが可能だ。システムに登録する操縦士は、精度の高い安全管理マニュアル指導とビジネスマナー研修を受けており、どのような場所でも高品質なドローン点検が実施できる体制を構築している。