2021年9月9日、ダイナミックマップ基盤は、東京都が主催する5G技術活用型開発等促進事業において、東京都と協働してスタートアップ企業を支援する開発プロモーターに選定されたことを発表した。この事業は、未来の東京を支える重要基盤として5Gネットワークを早期に構築し、5Gの普及と利用拡大を進めることを目的としている。

 同社は5G×高精度3次元地図データを活用し「AR(Augmented Reality)による高精度ナビゲーション」「ドローン×画像解析による迅速な災害被害解析」「自律モビリティによるラストマイル系モビリティの安全運行」などの開発推進に取り組む。スタートアップ企業に対して高精度3次元地図データや資金の提供を行い、開発プロモーターとしてのインキュベーション支援に加え事業パートナーとして関与し、3年以内の事業化を目指す。

 ダイナミックマップ基盤は、高精度3次元地図データを用いた自動運転システム・先進運転支援システムの普及促進を図ることで交通事故を削減し、都市力の強化や人口減少への対応など、東京都における将来の社会課題の解決による都民のQOL(Quality of life)向上にも貢献していくとしている。