2021年8月17日、東京ドローンプラスは、大規模農家向けに、16Lタンクを搭載した農薬散布ドローン「ヘリオスアグリ16」の販売を開始したことを発表した。

 16Lの液剤を2haの圃場に連続で散布可能。大容量バッテリーと6枚羽形式の採用により、長時間の安定飛行を実現した。現地でのマンツーマン講習も提供する。これまで販売してきた5L機や10L機同様、今回の16L機も低価格となっている。

ヘリオスアグリ16

 ヘリコプターによる農薬散布はコストが非常に高く、一方で夏場に防護服を着て動力噴霧器で散布する方法は安全性への懸念があり、体への負荷も高い。こうした課題を解決するため、農家のニーズをもとに、手の届く価格であること、最適な機能と安全性を備えていることを中心に研究を進め、2017年にヘリオスアグリ5と10を開発。2018年からヘリオスアグリ16の開発に着手し、農薬散布用ドローンの中型機として国土交通省の飛行認可を取得した。価格面や性能面、安定したサポート体制の構築を含めた改良を重ね、今回の発売に至った。

▼ヘリオスアグリ16 製品ページ
https://tdplus.jp/agricultural-drone/heliosagri16/