2021年4月27日、自律制御システム研究所(以下ACSL)は、2020年8月に開示した中期経営方針に基づき、同社が開発を進める用途特化型機体の1つである閉鎖環境点検ドローンを本格展開するため、NJSと共同出資して「株式会社FINDi」を設立することを発表した。

 国内のインフラは高度経済成長期に整備が進み、現在では老朽化とそれに伴う点検作業の負担が深刻な課題となっている。その解決のために、ACSLとNJSは共同でドローンを活用した効率的な点検ソリューションを研究開発してきた。両社が開発した下水道管路等の閉鎖環境点検ドローンは、2021年後半からの量産販売を目指し、生産体制やサポートを含めたサービス体制整備を進めている。

 この技術の事業化を本格的に進め、インフラ管理の新たなサービスを創出することを目的とした点検・調査を行う合弁会社をNJSと共同出資で設立する。

株式会社FINDiについて

主な目的

1. インフラ点検・調査に対応した技術の開発と販売
2. ドローン等ロボティクス技術を利用したインスペクションサービスの提供
3. 解析、診断技術者の育成

 なお、ACSLは今後もNJSおよびFINDiに対してドローンの開発、機体販売の役割を担う予定である。

概要

名称 :株式会社FINDi(ファインドアイ)
所在地 :東京都港区芝浦一丁目1番1号
代表者 :代表取締役社長 稲垣裕亮
事業内容
インフラ施設の点検、調査、解析および診断等のサービス
インフラ施設の点検調査機器の開発、販売、賃貸および保守
インフラ管理に関するシステムの開発、販売および保守
資本金 :3億円
設立 :2021年5月(予定)
株主 :NJS:90.0%、ACSL:10.0%