関電パワーテックとDPCA(旧ドローン撮影クリエイターズ協会)は、ドローン操縦士の育成を目的とした講習事業を行う新会社「Kanden DOTs(カンデン ドッツ)」を4月1日に設立した。関西電力の茨木研修センターの敷地を屋外飛行講習拠点として、ドローン操縦者の養成を行う。

 DPCAのドローンに関する総合的な知見および操縦技術と、関電パワーテックの電力インフラ設備のマネジメント資源を合わせ、今後利用の拡大が予想されるドローンの操縦士を効果的かつ実践的に養成することを目指す。

 関西電力グループは社会基盤を維持する企業として、過去の災害発生時においても、これまでの実績と新技術を用いてライフラインを守ってきた。災害時対応の教訓を活かしながら、Kanden DOTsでは新たな領域である空の利活用、安全構築に積極的に関わっていくとしている。

 Kanden DOTsでは講習の他に、ドローン機体の定期点検、整備、さらにドローン空撮による映像の撮影、編集ならびにインフラ点検にも順次事業拡大していく予定である。

新会社 概要

会社形態 :合同会社
出資比率 :関電パワーテック50%、DPCA50%
設立 :2021年4月1日
会社名 :Kanden DOTs(英文名:Kanden Drone Operation Technologies)
所在地 :大阪府大阪市中央区備後町3丁目6番2号
職務執行者 :藤井 康弘
職務執行者 :野上 雅史
URL https://www.k-dots.jp

事業内容
ドローン操縦・撮影技能等向上のための人材育成事業
ドローン産業関連機器の販売、点検整備事業
ドローンによる特殊点検および測量事業
ドローンによる撮影および映像製作事業
災害時におけるドローン運用の在り方について研究・実証

 Kanden DOTs主催のドローンスクールを関西電力 茨木研修センターにて開催予定。第1回目は5月21・24日(2日間)、第2回目は5月30・31日。

Kanden DOTs ブランドムービー