2020年11月26日、DJI JAPANは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から各種学校行事の中止・延期が相次ぐなか、オンラインでの発信を余儀なくされている学校に向け、オンライン学園祭をはじめとした学校PR動画制作を支援したことを発表した。

 DJIは、2020年9月から東京都内を中心とする以下4校を対象に、機材貸出しおよび機材を使用した撮影方法のワークショップを実施している。

・学校法人渋谷教育学園幕張中学校・高等学校(千葉県千葉市)9月12日実施
・芝浦工業大學附属中学校高等学校(東京都江東区)9月14日実施
・東京都立科学技術高等学校(東京都江東区)10月21日実施
・品川女子学院中等部・高等部(東京都品川区)今後実施予定

 同社のドローンやカメラ(Mavic Mini、Osmo Mobile 3、Osmo Pocket、Osmo Action)および教育用ロボットRoboMaster S1のワークショップを開催後、生徒自身がコンテンツ企画や撮影、編集作業までを行った。

学生が制作した作品

芝浦工業大學附属中学校高等学校 電子技術研究部

芝浦工業大學附属中学校高等学校 電子技術研究部


渋谷教育学園幕張中学校・高等学校(近日公開予定)

▼槐祭online 公式Twitter
https://twitter.com/online44606988/

関係者コメント

渋谷教育学園幕張中学校・高等学校 田村聡明 副校長
 「オンライン文化祭の準備時期で、生徒が主体となって活用させて頂ける機会となり、とても良い機会となりました。生徒にとって、機器の仕組みや操作を学ぶ機会となりましたし、生徒会全体で取り組んでいたようですので、様々な生徒が触れることが出来ました。実物を使い、本物に触れることが出来たことで、機器の仕組みや操作をより関心を持って深く理解することが出来たと思います。機器自体を理解することは勿論として、それを使った活動を通して生徒同士で議論し、より良いものを制作する機会となりましたので、何かを協働して作り上げる学びに繋がったと感じています」。

芝浦工業大學附属中学高等学校 岩田亮 教諭 (技術・情報科)
 【Realistic Programming】「モニタ内で作業が完結するのが一般的なプログラミング教育。しかし、私は入力したソースコードが果たして正常に動作するのか?を検証するために実機へ転送して確かめることこそが重要だと考えています。さらに、そこに「ワクワク」感も必要です。思わず試したくなる主体的要素が加わることにより高次な理解度が得られます。特に、DJIさんのドローンでの飛行制御やS1でのロボット制御は、子供たちにとっては魅力的な実機だと言えるでしょう」。

東京都立科学技術高等学校 久保剛 校長
 「DJI社から最新機材をお借りし、学校PR動画を作成することとなりました。科学技術高校の部活動の中でも、この分野に興味関心が高いMCG(Multimedia Computer Graphics)部所属の5名が立候補し、DJI社の方々にご指導いただきました。最新機材の使用方法や機能の説明を受けている時間は、生徒も、校長の私もワクワク感が止まらないものでした。スマホ程度の重量のドローン、真横にも瞬時に移動するRoboMasterはとても魅力的でした。素晴らしい機会をありがとうございます」。

RoboMaster S1/RoboMasterについて

 「イノベーションを創出する次世代の人材を育てること」を目的とし、ロボットの設計や開発を学ぶ学生エンジニアたちが世界中から参加し、チーム単位で競い合う世界最大級の次世代ロボットコンテスト。そのゲーム性に加え、会場での音響や照明など臨場感溢れる演出により誰もが楽しめるエンターテインメント性の高いものとなっている。今回学校に支援したRoboMaster S1は、このRoboMasterから生まれた製品で、AI/エンジニアリング/ロボット工学に初めて触れる人でも簡単に操作できるコンセプトのもと設計された地上走行ロボットとなっている。

▼RoboMaster S1
https://www.dji.com/jp/robomaster-s1

▼RoboMaster
https://www.robomaster.com/en-US