2021年3月23日ミラテクドローンは、大規模なイベント会場を対象にドローンを活用した抗菌・抗ウイルスコーティングサービスの提供を4月1日より開始することを発表した。
 劇場、ホール、スタジアム等のほか、テーマパークや遊園地等のアミューズメント施設、学校、病院、介護施設のエントランス等、屋内外を問わず提供が可能。このサービスにより、毎日の除菌作業を1ヵ月に1回程度にできる等の稼働削減が見込まれる。

 ミラテクドローンは、2020年9月よりサンクレスト、東光鉄工とともに実証実験を重ね、ドローンによる抗菌・ 抗ウイルス効果が発揮できるレベルの一価銅化合物ナノ粒子の付着が認められたため、今回の商用化に至った。
 ドローン運用は、ドローンパイロット育成や広域でのドローン運航支援・代行サービスによる経験とノウハウをもつミラテクドローンが担当。サンクレストは、新型コロナウイルスに対して短時間での不活化効果を示すことを確認した(※1)「Cu+ブロック」を製造・提供、東光鉄工はドローンの開発をそれぞれ担当する。

 ミラテクドローンでは、同サービスの提供において、全国のパートナー会社やパイロットを最大限に活用し、初年度に約2千500万円、2年目には約1億円、3年目には約2億円の売上を見込んでいる。提供価格は、基本料金が1000m²までは30万円(税込)、1000m²を超えると100m²あたり 1万5千円を追加する。屋外スタジアム等の大規模施設の場合は個別見積りとなる。

※1 Cu+ブロックスプレーの新型コロナウイルス不活化効果について
 本実証は、奈良県立医科大学の試験室での評価であり、実使用環境での効果を示すものではない。また、新型コロナウイルス感染症予防に対する有効性を確認するものではない。