2021年1月5日(マレーシア)、ドローンソリューションプロバイダーのAerodyne Group(以下エアロダイン)は、欧州本部であるAerodyne Europe UAV Ltd.を通じて、ドイツを拠点とするQUANTO AG(以下QUANTO)およびTaku International LLC(以下Taku)とパートナーシップ契約を締結したことを発表した。この業務提携は、オーストリア、スイス、ドイツの3カ国を中心にエアロダインのDT3ソリューション(ドローン・テック、データ・テック、デジタル・トランスフォーメーション)を提供することを目的としている。

 QUANTOはDACH圏(ドイツ、オーストリア、スイス)の大手IT・経営コンサルタント企業である。大規模プロジェクト管理、SAPソリューション、サイバーセキュリティ、IoT、AIソリューション分野の専門知識を有している。

 Takuはテクノロジー戦略・導入支援企業として、有人・無人航空機のIoT、AI、航空センサー技術、関連サービスなどのノウハウを提供している。

 QUANTOとTakuはDACH圏のさまざまな業界に向けて、エアロダインのスマートドローンソリューションとデータ分析技術を提供していく。これにはDT3の基幹となる、AIを搭載したエンドツーエンドのクラウド型アセットマネージメントソリューション「vertikaliti」が含まれる。

各社コメント

エアロダインCOO Rossi Jaafar氏
 「QUANTOおよびTakuとのパートナーシップ構築を大変嬉しく思います。今回の提携は、弊社が進出先の市場において、その地域で活躍しているテクノロジーソリューションプロバイダーとシナジーを生む関係を構築するという、弊社の戦略を色濃く反映したものとなりました。この戦略的なコラボレーションは、弊社の唯一無二な最先端のインテリジェンスとアナリティクスを備えたドローンサービスの最適な価値提案を、ドイツ、スイス、オーストリアの各市場に提供します」。

QUANTO マネージングパートナーJens Brakhage氏
 「エアロダインとのパートナーシップをとても楽しみにしています。お客様のバックエンドシステムに統合されるDT3ソリューションのニーズは、我々の市場でも日増しに高くなっています。ドローンソリューションが企業にもたらす情報は、SAP S/4HANAのような先進的なシステムが中心となって補完されるでしょう」。

TakuマネージングメンバーKarin Hollerbach氏
 「今回のコラボレーションは、補完的なスキルを持つ組織が一緒になることで、新たに何が可能になるかを示すエキサイティングな事例です。本パートナーシップを通じて、3社が単独では出来なかったドローンデータ取得と統合ソリューションを、一つのサービスとして顧客に提供することが可能になります」。