2020年12月18日、Insta360は、FPVドローン向け超軽量アクションカメラ「SMO 4K」を発表した。同日よりInsta360.comにて注文が可能で、販売価格は24,962円。SMO 4Kと「Beta95X V3シネフープクアッドコプター」がセットになったスターターキットも販売される。

 SMO 4Kは、FPVにマウントして使用することを目的に設計された超軽量アクションカメラである。クレジットカードのような形をしており、重量は30g。4K広角レンズとプロセッサーコアのみを搭載し、FPVのバッテリーで駆動する。

 このカメラはFPVドローンメーカーのBETAFPV社が開発しており、Insta360のFlowState手ブレ補正機能を取り入れたことにより、FPVの操縦者はInsta360のスマホアプリやデスクトップソフトを利用し、滑らかな動画を撮影することができる。

 2020年12月18日よりInsta360.comにて注文受け付けを開始。同時に、SMO 4K用マウントを内蔵したBETAFPV社の新製品、Beta95X V3シネフープクアッドコプターも発売される。プッシャー型の反転フレームにより重心が低く保たれるため、ドローンが操縦しやすくなっている。
 すでにFPVを持っている場合は、STLファイルを利用してマウントを3Dプリントできる。

Beta95X V3

SMO 4K 主な特徴

超軽量デザイン
 無駄のないデザインで重量はわずか30g。

4K超広角撮影
 きめ細やかで滑らか、ダイナミックレンジの広い4K広角映像が撮影できる。また、デスクトップ編集ソフト「Insta360 Studio」の超広角FOVオプションを使用し、歪みを取り除いた4K映像を撮影可能。同時に、100MbpsのビットレートとH.265エンコーディングにより精細感のある画質が得られる。

FPVに最適化したブレ補正
 Insta360アプリまたはInsta360 Studioを使用した、Insta360独自のFlowState安定化アルゴリズムが利用可能。非常に滑らかな映像を作りだす。

容易にマウントが可能
 シネフープや3-4インチダクト付きクアッドコプター、4-5インチ長距離FPV 、固定翼FPVなどの様々なFPVドローンに簡単にマウント可能。

こんにゃく現象抑止
 FPV映像を撮影する際の課題の一つに、動画が大きく揺れる「こんにゃく現象(ローリングシャッター現象)」がある。これに対処するためSMO 4KにはND16フィルターが付属。NDフィルターを使用すると明るい条件下でもより自然なモーションブラーとなる。またUVカットフィルターも同梱しており、飛行中に二重にレンズ保護の効果が得られる。

その他
 2S〜6SのFPV用リチウムポリマーバッテリー対応の6V〜27V対応電源ケーブルが付属。接続してすぐに使用することができる。また、無線コントローラーに接続すると飛行を停止させずにリモートで録画の開始や停止ができる。