ドローンエンタテインメントは、ドローンを用いた映像コンテンツの制作サービスを2020年8月25日より提供開始するにあたり、インスタントシネマと共同でFPVドローンで撮ったワンカットショートドラマ「蜂で繋がる家族」を公開したことを同日発表した。

動画公開の背景

 近年、ドローンやビデオカメラの軽量化や技術革新によって、ドローンレースなどに用いられる自作型FPVドローンに小型アクションカメラを搭載した撮影や映像制作が世界的に増えている。ただし、まだ目新しい撮影手法ということで、狭い箇所のすり抜けや高所からの急降下など、FPVドローンの機動性を主張する動画にとどまっているケースがほとんどであるという。
 そこで、SNSドラマの制作を得意とするインスタントシネマが、FPVドローンでの撮影という手法を活かした脚本から編集までを行うことで、これまでにないストーリーを表現できる映像コンテンツ制作サービスを提供する。ドローンレーサーの操縦スキルと特別製作した機体による撮影手法に加え、インスタントシネマのストーリー性のある企画編集力を組み合わせることで、新しい映像表現を可能にした。

FPVドローンとは

アクションカムを搭載した自作FPVドローン

 機体のカメラ映像をFPV(First Person View)ゴーグルで見ながら飛行させるドローン。主にドローンレースに使用され、一般的な空撮用ドローンに比べ、臨場感のある虫のような視点で立体的で小型特性を活かした映像を得意とする。なお同社で利用するFPVドローンは全て自主制作しており、独自チューニングを行い撮影に利用されている。

SNS公開動画

先行公開したTwitterにおける投稿(セカイ監督)
https://twitter.com/sekaikantoku/status/1294588931170689027?s=20

今後の展開

「ストーリー型映像制作サービス」

 企業の商品やサービス、施設やスポーツチーム等のプロモーション用として、ただ撮影して紹介するだけでなく、ショートドラマ形式にするなど、企業の目的に応じたストーリー性を付加した映像コンテンツを制作する(スマートフォンで閲覧可能な各種SNSプラットフォームに対応)。