2020年11月2日、総合ビルメンテナンスの大成は、アバターロボットの開発を手掛けるMira Roboticsと、アバターロボット「ugo(ユーゴー)」を活用した次世代DX(デジタルトランスフォーメーション)警備ソリューションの提供を開始することを発表した。
2019年より両社で継続実施していた警備ソリューションに向けての実証実験は、2020年12月末に終了予定とし、2021年より本格商用化へ移行するという。
大成は、ビルオーナー・警備会社へ向けた警備ソリューションの一環として、2021年1月よりサービス提供を開始するとしている。提供するサービスは、次世代DX警備ソリューション「T-Spider」で、連携するデバイスの先駆けとしてアバターロボットugoのセキュリティ特化モデル「ugo TS-P(ユーゴー ティーエスピー)」が採用される。
今後Mira Roboticsは、ugoをより警備ロボットとしてロボティクス技術の質を高めていき、大成は様々なデバイス連携を図り業務適用させ、多方面でのソリューションの展開を進めていく、としている。
次世代DX警備ソリューション「T-Spider」
警備業務を「見える化」し、最新テクノロジーを統合して高度なセキュリティを提供する、次世代DX警備ソリューションのプラットフォーム。
警備業務で必要とされる現場での報告を、タブレット上で簡易に入力してデータの蓄積を行い、日々の報告書(日次・週次・月次)を作成し、施設管理者にプラットフォーム上で即時共有する。
またugo TS-Pとの連携により、ugoの巡回業務後に、巡回報告のレポートを自動作成することで、ugoによる警備業務の仕事の幅を広げる。
今後は、様々なデバイス(屋内自動飛行ドローン・監視カメラ・受付サイネージボード)との連携を図り、次世代DX警備ソリューションとして位置付ける。
▼T-Spider
https://t-spider.jp/
次世代型アバターロボット「ugo」
2本のアームと高さ調整により、遠隔で様々な業務を行うことができるアバターロボット。AIによる学習機能で、同じ稼働条件下であれば自動モードも可能。従来の単純なアバターロボットと完全自動化ロボット双方の利点を併せ持つ、次世代型ハイブリッドアバターロボットである。