2020年7月10日、東京警備保障は、受付や警戒業務を省人化し、コスト削減や感染症対策を想定した「アバター警備&接客」を、2020年7月中旬より順次提供していくことを発表した。

アバター警備&接客 3つの特徴

1. 遠隔地からの警戒や接客で、現場の省人化によるコスト削減が可能
2. 一気通貫のサービスで、ロボットから遠隔スタッフまで全てサポート
3. 新型コロナ等の感染症対策にも有効

サービス開始の背景

 人口動態の変化や働き方改革による人手不足で、リモートワークやオートメーション化等の環境整備や効率化が求められている。また、コロナ禍によってそれが急激に加速している。同社においても切迫の課題としている中で、遠隔地から動かせるアバター型のロボットであれば、通常の受付業務や警備業務に加えた遠隔サポートが可能となり、新型コロナ対策として対面接触の減少や省人化に寄与する事が出来るのではないかと考え、アバター警備&接客を提供することにしたという。
 今後の展開として、ハンディキャップのある人や介護等の事情により在宅せざるを得ない人を、積極的に雇用していく事を目指す。

利用シーン

 病院や大学など、来訪者が多い施設での感染症対策等を目的とした一次受付、時間帯や場所によって警備人員配置の増減を行いたい場合や、警戒強化を目的とした警備サポート等を想定している。

アバター警備&ロボット 製品概要

・重量:9kg
・最高時速:3km
・バッテリー:通話時最大 5時間以上、待機時最大 12時間 ※自動充電機能あり