2020年10月28日、Liberawareは、2020年10月より小型ドローン「IBIS」レンタルサービスを拡充し、IBISで撮影した動画を3D、パノラマ画像に変換する画像処理し放題サービスと、エクステンションアンテナの追加レンタルを標準サービスに追加することを発表した。
サービス拡充について
画像処理し放題サービスでは、点検によりIBISで撮影した動画データの画像処理を簡単に行うことができる。動画データは、動画管理クラウドサービス「LAPIS for Drones」上で申請を実施することで、3Dモデル、点群データ、オルソモザイク画像に画像処理を実施することが可能になった。これにより、点検で取得した動画データを比較検討がしやすいデータ形式で閲覧できる。
エクステンションアンテナは、操縦コントローラ・映像モニタのアンテナ長を10m延長することができる。ドローンパイロットは、暗くて狭い、危険な点検現場に直接入ることなく、エクステンションアンテナとドローンのみを点検箇所に投入することで安全に点検を実施することができるようになる。
動画処理し放題サービスについて
IBISは、狭小空間に特化したドローンとして、IBIS機体セットレンタルである「IBIS導入プラン」、IBISで撮影した点検動画の管理クラウドサービス「LAPIS for Drones」、IBIS操縦講習会をセットにした定額レンタルサービスを提供してきた。
しかし、ドローンによる点検は動画データのため、報告書への貼り付けや比較検討がしづらく、点検データの有効活用、デジタルトランスフォーメーションへの寄与に課題があったという。
今回「IBIS導入プラン」に、画像処理し放題サービスを追加し、IBISで撮影した点検動画を3Dモデル、点群データ、オルソモザイク画像に変換するサービスを開始することで、撮影した点検データは、動画加工用の高性能サーバや専用ソフトウェア、画像処理エンジニア不要で、クラウドサービス上からの申請で容易に画像処理を実施できるようになる。
エクステンションアンテナについて
IBIS専用エクステンションアンテナは、10mの延長ケーブルを有した、ドローン操縦コントローラ・映像モニタのアンテナ延長機器である。
エクステンションアンテナにより、ドローンパイロットは、コントローラ・モニタとドローン間の電波送受信のために点検現場に直接入る必要がなくなり、施設内にエクステンションアンテナを設置し、離れたところから点検を実施することができるようになる。また、ドローンパイロットが入ることができない点検箇所においても、エクステンションアンテナとドローンを開口部から投入することで、点検箇所での電波送受信が可能となる。これにより、電波送受信の課題を解決し、より安全・効率的にドローンを用いた点検を実施することができるようになる。
IBIS専用エクステンションアンテナ仕様
・アンテナ延長ケーブル長:10m
・三脚設置、吊り下げ設置が可能
IBIS導入プランについて
小型ドローンレンタルサービス「IBIS導入プラン」は、今回発表した画像処理し放題サービス、エクステンションアンテナのレンタルの他、以下の内容を含む小型ドローンによる点検ソリューションパッケージとしている。
IBIS2機を含む小型ドローン点検レンタルセット
・IBIS本体 2機
・専用バッテリ5個+充電器
・VRX7インチモニタ
・プロポーショナルコントローラ
・IBISPlus 端末本体(タブレットPC )
・専用ハードボックス
・予備プロペラセット
機体壊したい放題サービス
レンタルセットに含まれるIBISは、点検事故による故障をレンタル期間中何回でも修理対応する。
動画管理クラウドサービス「LAPIS for Drones」
IBIS動画のアップロード管理・閲覧・編集が可能なクラウド動画管理サービス「LAPIS forDrones」2,000GB分のストレージが付属。今回のサービス拡充により、画像処理し放題サービス(前述)の機能が追加される。
操縦講習会受講し放題サービス
レンタル会員の企業は、IBIS操縦講習会に何回・何人でも参加が可能。