2020年3月18日、DRONE FUND(以下 ドローンファンド)は、Dotterel Technologies(以下 ドットレル)へ、 DRONE FUND2号(正式名称:千葉道場2号投資事業有限責任組合)より出資を実行したことを発表した。

今回の出資について

 ドットレルは、ドローンのプロペラが発生するノイズを低減させるシュラウド、およびドローンによる録音用マイクを独自に開発している。ニュージーランドを拠点に、主にアメリカとオーストラリアの顧客に対してソリューションを提供している。

 ドットレル独自のシュラウドは、各プロペラの周囲に取り付けることでプロペラの乱流を抑制し、ドローンが生み出すノイズを大幅に低減させることができる。さらに、乱流を抑えることにより、エネルギー効率が向上することも明らかとなっている。また静粛性の向上は、もともとドローンとの相性が良くないとされる、マイクやスピーカーなどの音響ペイロードの利活用にも繋がる。

 具体的なユースケースなど詳しい情報は、ドローンファンドが独自に行ったドットレルCEOへのインタビュー記事を参照。

▼DRONE FUND/スポットライト vol.1:ドットレル
https://dronefund.vc/feature/spotlight_vol01/

 ドローンファンドは、ドローンが一般の人々にも広く受け入れられていく上で、ドローンが生み出す「音」は大きなハードルになると考えてきた。そのためドットレルのテクノロジーは、ドローン・エアモビリティの社会受容性の醸成に寄与すると強く期待している。今回の出資を通じてドローンファンド投資先内での協業も促進し、ドローン・エアモビリティの社会実装をさらに加速させていく、としている。

ドットレル概要

社名 :Dotterel Technologies
代表者 :Shaun Edlin(CEO)
設立 :2015年
事業内容 :ドローンの低騒音化機構と音響用ペイロードの開発
ウェブサイト https://dotterel.co.nz/