写真:ソニー / ソニーマーケティングの展示ブース

 ソニー(SONY)及びソニーマーケティングのブースでは、Airpeak S1のドローンチーム、ミラーレス一眼「α」チーム、インテグレーション専用カメラブロックチームの3チームが合同で製品を展示。各チームが連携しながら、さまざまな課題を抱えた来場者の相談に対応していた。

 その中でもAirpeak S1のコーナーは期間中に絶えず人が集まっており、毎年のことながら注目度の高さがうかがえた。2023年12月には、Airpeak S1が第二種型式認証を取得しており、国産の機体の安全性を再評価する人も多いようだ。

写真:「Airpeak S1」の展示コーナー

 プロフェッショナル向けの空撮機としてデビューしたAirpeak S1だが、最近は搭載カメラの「α」シリーズの高画質を生かした写真測量にも力を入れており、ブースでは自己位置の測位誤差を最小限に低減するRTKを用いた写真測量データを展示し、興味をひかれて担当者に質問する来場者が多く見受けられた。

写真:写真測量データ(PIX4Dmatic)

 ほかにも、カメラブロックのコーナーでは、組み込み用途のインテグレーション専用カメラ「α」ILX-LR1やカラーカメラブロックシリーズを展示。これらのカメラは、開発機体に組み込むことを想定しており、ファインダーやモニター、バッテリーなどは搭載されていない。ドローン本体から給電したり、SONYが提供する「Camera Remote Toolkit」を利用して開発したユーザー側システムなどから映像をモニタリングする仕組みとなっている。

写真:カラーカメラブロック

 ILX-LR1は、αシリーズの1つであり、35mmフルサイズ6100万画素という高画質センサーを搭載し、α7R同等の高画質&低ノイズでの撮影が可能だ。双葉電子工業がすでにILX-LR1を搭載した機体を開発している。これにより、点検対象物の0.5mmのひび割れも3~5mの距離で撮影して確認ができるという(従来では1~2mまで近づく必要があった)。

 カラーカメラブロックでは、2024年秋に発売を予定している「FCB-ER9500」も展示されていた。4K60fpsの高画質映像を撮影でき、25倍光学ズームにも対応した高機能なモデルだ。カラーカメラブロックシリーズは、20~30倍の高い倍率の光学ズームを備えるが、独自のブレ補正技術で縦横方向だけでなくロール(回転)軸方向の補正もできるため、高倍率でも安定した映像を撮影することができるという。

 これまではSONYのチームごとに別々のブースを構えていたが、今年からはひとつのブースに各チームが集結し、合同で展示していたことが印象的だった。名の通った企業ではあるが、各チームが連携して魅力的なプロダクトを創っていく期待感がブースから感じられた。

写真:ミラーレス一眼αシリーズ

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