2026年7月22日、アトラックラボは、3D LiDARを搭載し、衛星測位(GNSS)が利用できない屋内やプラント施設などで安定飛行が可能な保護フレーム付きドローン「BOX82」を開発したと発表した。
3D LiDARとSLAM技術を活用した自己位置推定により、GNSSに依存しない飛行を実現。一辺82cmの保護フレームで機体全体を囲む構造を採用することで、壁面や設備との接触時の衝撃を軽減し、狭小空間や設備が密集した環境でも安全に飛行ができる。プラント設備や工場、トンネル、地下施設など、一般的なドローンでは飛行が難しかった環境における点検・調査・計測用途での活用を見込む。
設備点検やインフラ保守の現場ではドローンの活用が進む一方、屋内や地下施設などGNSSが利用できない環境では安定した飛行が難しく、配管や設備が密集した空間でも安全性を確保しながら飛行できる機体が求められていた。
【主な特長】
- 3D LiDARとSLAMによる自己位置推定
周囲の環境をリアルタイムに認識しながら自己位置を推定するため、屋内、工場、プラント、トンネル、地下施設など、GNSSが利用できない環境でも安定した飛行を実現。 - 一辺82cmの保護フレーム
保護フレームが機体全体を囲んでおり、設備や壁面との接触時のダメージを軽減。狭い通路や設備が密集した空間での安全性を高めている。 - ArduPilotベースの制御、高いカスタマイズ性
飛行制御システムにはArduPilotを採用し、高い拡張性と信頼性を実現。用途に応じて各種センサーや周辺機器との連携にも柔軟に対応する。
BOX82は、プラントや工場の設備点検、トンネル・地下構造物の調査、災害現場の状況把握のほか、企業や研究機関における研究開発・実証実験(PoC)での活用を想定している。
同社は機体の提供に加え、用途に合わせたセンサー構成・ソフトウェアのカスタマイズにも対応したドローンシステムを提供していく。
