2026年7月15日、エクセディは、消防車両国内最大手のモリタホールディングス(以下、モリタHD)が推進する、総務省消防庁「令和8(2026)年度消防防災科学技術研究推進制度」における研究開発に、研究協力者として参画すると発表した。
この研究開発は、モリタHDが研究開発課題として総務省消防庁の採択を受けたものであり、実践的な運用を見据えた検証を行う。
近年、災害の激甚化や複雑化に伴い、消防活動における隊員の安全確保と迅速な消火対応が課題となっている。ドローンを用いた放水技術が期待されている一方、消火活動では放水時の反動や重量変化、通信の安定性など、高度な技術要件が求められる。
エクセディは、モリタHDとの共同研究により、実用的な消防用ドローンの開発を進めるとしており、消防現場で求められる厳格な要求仕様や運用ノウハウを開発プロセスにフィードバックすることで、信頼性の高い機体構築を目指す。
研究開発初年度(2025年)は、エクセディが保有するドローンを実証プラットフォームとして提供し、モリタHDが開発した「MMCシリーズ(CAFS:圧縮空気泡消火システム)(※1)」と連携した放水試験を実施。その結果、放水時の機体安定性と、消火システムとの高い整合性を実証した。
この検証結果を受け、消防防災科学技術研究推進制度において2026年度も継続されることが決定した。エクセディは、初年度に得た知見をもとに、実運用で求められる信頼性や耐久性の向上を図り、より実践的な現場配備に向けて引き続き技術協力を行う方針だ。
※圧縮空気泡消火システム(CAFS:Compressed Air Foam System):水に少量の消火薬剤を加え、そこへ圧縮空気を送り込むことで発泡させるシステム。水の表面積を広げることで効率よく消火する。
総務省消防庁「消防防災科学技術研究推進制度」(令和7年度・8年度)に基づく研究開発
| 研究課題名 | 消防機関に配備されている車両や資機材等との組み合わせによる消火用ドローンの活用方法の研究開発 |
| 研究代表者 | モリタホールディングス |
| 研究協力者 | モリタ、奈良先端科学技術大学院大学、豊橋技術科学大学、エクセディ |
| 研究支援者 | 大阪市消防局 |
