2026年6月23日、Casley Deep Innovations(以下、キャスレーディープイノベーションズ)は、独自技術を実装した国内警察機関向けドローン映像伝送システム「DiCaster Police(ディキャスター・ポリス)」の警視庁への導入を完了したと発表した。
警察や消防をはじめとする公共安全機関では、ドローン等を活用した空撮データの取得や、それをもとにした俯瞰図(オルソ画像)、三次元解析用の点群データの作成による現場検分の効率化や警察活動の精度向上が進められている。一方、資機材の輸送や設営、準備の問題や、現場映像の取り扱い方式に課題があり、導入・活用の障壁になっていた。
キャスレーディープイノベーションズは、独自開発技術を小型中継装置に集約し、低コスト・高セキュリティ・マルチキャリア対応のドローン映像伝送システム DiCaster Policeを開発し、警視庁への導入を完了した。
同システムは、現場からの映像をリアルタイムかつ高セキュリティな状態で複数拠点へ同時配信することが可能。キャリア閉域網・一般回線・衛星通信等のマルチキャリア構成に対応している。
同システムの導入により、空撮データを現場で即時に三次元解析し、解析データを複数の関係先へ迅速に共有することで、正確な現場指揮と迅速な意思決定につなげる。また、警察力向上指針における「ドローン等先端技術関連業務の効率的運用」の施策に適合し、東京の治安確保、都民・国民の安全確保に寄与することが期待される。
これまでは、主に災害発生時の行方不明者の捜索や土砂災害対応等の防災領域で活用してきたが、今後は事件捜査などさまざまな警察活動への応用展開を推進する予定だ。
同社は本件を、全国の警察機関における共通課題を解決するためのモデルケースと位置付け、警察・消防・自治体・防衛関連機関など、高いセキュリティ要件が求められる公共安全分野への展開を進める。また、IoTデバイス・監視カメラ・移動体通信など、セキュアなリアルタイム映像伝送が求められる領域において社会実装を推進する方針だ。
