2026年5月12日、WorldLink&Company(以下、WLC)は、JDRONEの全株式を取得し、完全子会社化したことを発表した。株式取得に伴い、JDRONEの新たな経営体制として代表取締役社長に野口克也氏が就任した。

写真:飛行する無人ヘリ

 WLCは、2024年10月にエクセディのグループに参画して以来、SkyLink Japanブランドを通じてドローン・ロボティクス分野のソリューションを提供してきた。現在ドローン市場では、機体販売のフェーズを超え、高度な運用・データ解析・保守をパッケージ化した「DaaS(Drone as a Service)」へのニーズが高まっている。JDRONEは火山観測や災害対応、運航管理といった現場で実績を築いてきた。

 今回のグループ参画により、WLCの多様な機体・ソリューションの調達力と、JDRONEの高度な現場運用・サービス実行力を合わせ、機体選定から実運用までをワンストップで提供する体制を構築する。

JDRONEの重点目標

  • マルチプラットフォームに対応した「次世代DaaS」の標準化
     WLCが取り扱う国内外の幅広い機体ラインナップを活用し、特定のメーカーに依存しない「マルチプラットフォーム対応の運用標準」を確立する。点検や警備、物流、防災など、各ミッションに適した機体選定から運航管理、データ処理までをパッケージ化し、高精度な成果を得られる「持続可能なサービスモデル」を全国規模で展開する。
  • 「販売・ソリューション・運用」の連携による価値創造
     WLCの多角的な販売網・機体調達力と、JDRONEの現場運用力を融合し、現場のニーズを即座に機材選定やシステム構築へ反映させる。扶和ドローンの測量技術とも連携し、「販売(WLC)×測量(扶和ドローン)×運用(JDRONE)」の三位一体体制を構築する。
  • 産業用ドローン運用の「プロフェッショナル基準」の確立
     エクセディグループの製造技術と品質管理を生かし、航空業界水準の安全管理基準に基づいたオペレーション体制を強化する。JDRONEの運用品質を業界のデファクトスタンダード(事実上の標準)へと引き上げる。

各者コメント

JDRONE 代表取締役社長 野口克也氏

JDRONEは、現場という最前線でドローンの可能性を証明し続けてきた企業です。今回、WLCおよびエクセディグループの一員となることで、私たちの『現場力』をより大きな社会課題の解決に直結させることが可能になると確信しています。特定のメーカーに縛られず、あらゆる優れた機体と技術を駆使し、ドローンの社会実装における『新たなスタンダード』を創り上げてまいります。

WLC 代表取締役社長 須田信也氏

現在のドローン市場は、単なる“機体販売”の時代から、実際の現場課題を解決する“サービス実装”の時代へと大きく変化しています。

今回、JDRONEがWLCグループに参画することで、WLCが持つ多様な機体・ソリューション調達力、扶和ドローンの高い測量・データ処理技術、そしてJDRONEの卓越した現場運用力が一体となり、日本国内でも非常にユニークな体制を構築できたと考えています。

特に今後は、インフラ点検、災害対応、物流、防災、警備など、社会インフラを支える領域において、単なるPoCでは終わらない“実運用レベル”のサービス提供が強く求められていきます。

私たちは、特定メーカーに依存しないマルチプラットフォーム戦略を通じて、お客様にとって本当に最適なソリューションを提供するとともに、ドローンの社会実装をさらに加速させてまいります。

また、エクセディグループの一員として、製造業で培われた品質・安全に対する考え方も取り入れながら、日本の産業用ドローン市場の発展に貢献してまいります。

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