2026年5月11日、ROBO-HIは超重量領域に特化した無人搬送ソリューションとして、「RoboCar AGV 50T」「RoboCar AGV 100T/150T」の販売を開始した。

写真:フラッドべッド型AGV、油圧リフト式輸送型AGV
左:フラッドべッド型、右:油圧リフト式輸送タイプ

 世界のAGV(無人搬送車)市場の8〜9割は、3トン以下の軽量・中量級に集中している。一方、造船や鉄道、航空機、大型発電機といった重厚長大産業では、10トンを超える超重量物の搬送自動化が課題となっていた。

 ROBO-HIは、空港制限区域内においてレベル4(特定条件下における完全自動運転)の実用化を達成するなど、最大30トンまでの牽引に対応する「RoboCar Tractor 25T」を展開してきた。今回、市場の強い要望を受け、50トンから最大150トンまで対応可能な新ラインアップをリリースする。

ソリューションの特長

 高い安全性と自律走行技術をベースに、屋内生産ライン特有のニーズに対応する。

  • 超重量級に求められる多層的な安全防護設計(全機種共通)
     超重量搬送は人身事故が重大災害に直結する。360°レーザースキャナー、バンパーセンサー、ハードウェア直結の非常停止回路を統合し、多層的な安全防護設計により安全基準を高めている。
  • 100トン超の搬送を実現するパワーと精密性(100T/150Tモデル)
     特に100トン級以上のモデルでは、走行精度±10mm(定位精度)を実現。ビジョン・機械ガイド補正(オプション)により、航空機や車体ラインの組み立てにも対応する±1〜5mmの位置決め精度を備える。4〜16輪以上の多輪独立ステアリング駆動により、その場旋回や横移動が可能。頭上クレーンに依存していた工程を置き換えることができる。
  • 自律運用OS「ROBO-HI OS」による統合管理(全機種共通)
     車両の提供だけでなく、複数台の最適ルーティングや、現場スタッフ、既存の生産管理システム(MES)・倉庫管理システム(WMS)とのシームレスな連携をROBO-HI OSが一括制御し、施設全体を最適化する。
「RoboCar Tractor 25T」「RoboCar AGV 50T」「RoboCar AGV 100T/150T」の概要
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