2026年4月7日、NSi真岡は、DJIのドローンシリーズに搭載されたAI検知機能を利用したクマ自動検知機能を開発したと発表した。クマ被害に対応するため、ドローンとAIを用いた空からのリアルタイム監視体制の構築を支援する。
「DJI Matrice 400」や Matrice 4シリーズ、設置型全自動ソリューション「DJI Dock 3」に対応しており、アプリケーション「DJI Pilot 2」「DJI FlightHub 2」にインストールが可能。既存の運用フローを崩さず、そのまま利用できる。DJI Dock 3や自動飛行と組み合わせることで、検知・通知(写真、座標を含めたメール等)を自動化する。
クマを検知した際は、搭載スピーカーでの警告音送出やライト点灯による注意喚起が可能。発見するだけでなく、現場での被害未然防止にも寄与する。
現在は可視光カメラに最適化されており、高倍率ズームを利用して遠距離からの安全な監視・特定を実現する。
3か月間の無料体験版を提供しており、提供終了後(6月末)は有償化を予定している。
特別な外部機器を追加することなく、純正アプリケーションにインストールするだけでAI検知を開始可能。機体は10kmを超える長距離通信や、4G LTEネットワークによる安定した遠隔制御に対応している。最新の安全技術により、あらゆる環境下でのオペレーションを支援する。
また、自動離着陸機能を備えたDJI Dock 3との連携により、定期的な無人パトロールを自動化。クマ検知時のリアルタイム通知、高出力スピーカーやライトを用いた音と光による即時の威嚇・注意喚起アクションも可能だ。自動検知した座標をもとに既存のアプリやシステムとの連接も要望に応じて開発する。
機体の標準機能で検知可能な物体は現時点で「人」「車」「船舶」。ドローンのワイド・ズーム・赤外線カメラで検知が可能だ(現在、クマAI検知は赤外線カメラ未対応)。
検知はドローン本体側(オンボード処理)で行われるため、外部リソースは不要。そのため、送信機をメインとした純正アプリケーションDJI Pilot 2、クラウドベースでドローンを操縦・管理するDJI FlightHub 2上でシームレスに動作する。Pilot 2で利用する場合はネットワーク通信が不要で、通信の不安定な山間部でも利用できる。検知後のドローンによる自動追尾機能は安全上の観点から実装していない。
クマAIアルゴリズムの体験期間は6月末に終了予定。また、AIアルゴリズムはより多くの現場データを取り込むことで検知精度が向上するため、NSi真岡はクマの空撮映像・写真の提供を呼びかけている。




