Soracle(以下、ソラクル)と大阪市高速電気軌道(以下、Osaka Metro)は、大阪港バーティポートを活用した空飛ぶクルマの商用運航開始への取り組み、および社会受容性向上施策の協働推進に関する基本合意書を、2026年3月7日に締結した。大阪・関西エリアにおける空飛ぶクルマの社会実装に向けた各種取り組みを協働で実施するための基本的枠組みを定めることが目的となる。

写真:合意書を手にした3人
(左から)Osaka Metro 山﨑康二 執行役員、ソラクル 太田幸宏 代表取締役、ソラクル 佐々木敏宏 代表取締役

 空飛ぶクルマの運航事業者として大阪・関西エリアでの商用運航開始を目指すソラクルと、空飛ぶクルマを新たな空の移動手段と位置付け、さまざまなモビリティを一元的に提供することを目指すOsaka Metroは、空飛ぶクルマの社会受容性向上施策を協働で推進し、Osaka Metroが2025年3月に完成させた大阪港バーティポートでの商用運航開始を目指す。

 今後、合意書に基づき、ソラクルは大阪港バーティポートを空飛ぶクルマの将来の運航拠点として活用し、商用運航開始に向けた具体的な検討と準備を進めるとともに、空飛ぶクルマの社会受容性向上施策を連携して推進する。

【主な合意内容】

  • 空飛ぶクルマの商用運航開始への取り組み
    • 大阪港バーティポートを拠点とした商用運航の開始に向けた共同推進
    • 上記に必要となる施設、設備の設置検討
  • 社会受容性向上施策の協働推進
    • 認知拡大、社会受容性の向上に向けたイベントの共同開催
    • デモフライトの実施検討


 空飛ぶクルマのビジネス化に向け、ソラクルの株主である日本航空は、未来の空を描いたイマーシブシアター「そらクルーズ」を大阪・関西万博で提供した。ソラクルもまた、実機サイズのeVTOLモデル機を展示している。さらに、ソラクルとOsaka Metro、日本航空、住友商事の4社は、大阪・関西万博を契機に高まった空飛ぶクルマへの関心を広く社会へと展開する取り組みとして、大阪港バーティポートにおいて「空クルラボ特別企画 大阪・関西万博イマーシブシアター SoraCruise」(2026年3月8日~3月25日)を開催している。

 今回の合意は、2025年9月のソラクルと大阪府および大阪市との連携協定締結の場でも公表した、大阪湾岸地域での全国に先駆けた商用運航開始に始まる大阪・関西エリアにおける空飛ぶクルマの実装フェーズへの移行を具体化するものとなる。ソラクルとOsaka Metroは、大阪港バーティポートを起点に新たな都市交通モデルの構築を推進する方針だ。

空飛ぶクルマがバーティポート付近を飛行するイメージ