ACSLは、採択された経済安全保障重要技術育成プログラム(以下、K Program)「小型無人機の自律制御・分散制御技術の研究開発」事業において、AIを活用した高度な自律制御・分散制御に対応するソフトウェア開発をPreferred Networks(以下、PFN)に委託し、小型ドローンへのAI技術活用を進めると発表した。

 PFNは、独自の純国産生成AI基盤モデルを有し、幅広い産業領域でAI・ロボティクスに関するソリューションおよび製品開発を行っている。ACSLはPFNと連携することで、AI技術によるドローンの高度化・高付加価値化を推進する。

 ACSLは、2025年10月に新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)が公募したK Programにおける研究開発構想「小型無人機の自律制御・分散制御技術の研究開発」で実施する事業「小型無人機の自律制御・分散制御技術(研究開発項目(2))」の委託先として採択された。
 K Programは、日本の国際的な競争力維持に不可欠な先端・重要技術の育成を目的としており、この事業では、高度な自律制御・分散制御に対応するソフトウェアを搭載した小型無人機の初期型機体の開発に取り組む。

 ACSLはPFNと連携して以下のような機能開発を進め、次世代小型ドローンの技術確立を目指す。

  • 生成AIを用いた飛行プランの自動生成、環境変化に応じたプランの再構築
  • 従来の障害物検知を超えた、AIによる高度な物体認識と障害物回避
  • AIが機体異常の兆候を検知する自動点検機能

 この開発により、将来世代の小型無人機に求められる高度な自律制御技術の確立を図り、飛行の安全性・信頼性を向上させることで、ドローンの社会受容性および利便性の向上に寄与するとしている。

K program「小型無人機の自律制御・分散制御技術の研究開発」事業概要図

 今回の事業は、ACSLの中期経営方針で掲げる重点戦略の一つである「先端技術による機体進化」を担う中核的な取り組みであり、同事業で開発するAIを活用した自律制御技術は、2028年にリリース予定の次々世代機に搭載する主要技術となる見込みだ。