TechShareは、Unitree Robotics社の最新4足歩行ロボット「Unitree A2」の国内予約販売を2026年1月22日に開始した。国内出荷開始は、2026年3月頃からを予定している。

 深層強化学習などによる4足歩行ロボットの歩行機能開発が進み、その歩行性能は大きく進化している。Unitree A2は、歩行性能の改善に加え、実際の産業用途に必要な機能や性能を搭載している。

写真:4足歩行ロボット「Unitree A2」

【主な特徴】

  • 安定した歩行性能
  • 25kgを超える可搬重量
  • 25kgの荷物積載時でも12.5km以上の長距離連続歩行
  • IP56の防塵と防水性能(コアコンポーネント:IP67)
  • 寒冷地でも使える-20~55℃の動作温度
  • 従来の産業用大型4足歩行ロボットUnitree B2から約40%のコストダウン
写真:岩に前足をかける「Unitree A2」

 ナビゲーション機能は標準搭載していないため、ユーザー側が自動巡回機能を開発することで移動ロボットのプラットフォームとして必要な条件を満たすことができる。

 自律歩行のナビゲーションについては、階段を含む自律巡回のナビゲーションができるPatrobotユニットをTechShareでも開発しており、実現できるレベルに達しているという。また、観測対象のセンシングについても、多くのパートナーと協力し、アナログメーターの読み取りやAI解析技術を、マルチモーダルなセンサー群による複合的な解析、移動カメラへの適用の拡大など、技術が進化しつつある。

写真:荷物を載せて人と山道を走行する「Unitree A2」

<主なスペック>

サイズ全長82cm×幅44cm×高さ57cm
重量37kg(バッテリーを含む)
段差乗越え能力階段歩行:最大30cm
一段の場合:0.5~1.0m
最大積載重量歩行時:25kg
静止時:100kg
バッテリ―駆動時間約5時間(25kg積載時3時間以上)
連続歩行距離約20km(25kg積載時12.5km以上)
動作温度-20~55℃
防塵防水性能A2 Standard版:IP56
A2 Pro版:IP56(コアコンポーネントIP67対応)
標準搭載の視覚系センサーA2 Standard版:3D LIDAR×1+HDカメラ×1
A2 Pro版:3D LIDAR×2+HDカメラ×1
標準搭載プロセッサ8コアCPU(制御用)+Intel Core I7(開発用)
URLhttps://techshare.co.jp/product/unitree/a2
「Unitree A2」プロモーション動画(TechShare株式会社 YouTubeチャンネル)

TechShare 代表取締役 重光貴明氏のコメント

 Unitree社が2020年に世界初の低価格量産型4足歩行ロボットUnitree A1を発表してから約6年が経過し、4足ロボットはこの6年間で大きく進化し、Unitree A2の登場で、これまで課題となっていた産業用途で利用するために必須条件のロボットの性能の課題は、概ね全てクリアできる目途が立ち、4足ロボットの社会実装に向けての大きな第一歩を踏み出したことになります。また、コスト面でも大きなコストダウンを実現し、今後は、ユーザ側での社会実装のための実証実験で検証や具体的な運用のための環境整備を進めていくことで、ユーザを含めた社会全体で4足ロボットをどのように活用するのかの共有ビジョンが形成され、4足ロボットが社会の中で、人間と共生して働くことが当たりまえの時代に入ってきます。TechShareで開発している階段でのフロア移動もできる「Patrobot(4足ロボット用ナビゲーションユニット)」のUnitree A2対応も、2026年夏ごろには完了する予定です。TechShareでも、ユーザサイトでの実証実験による最終検証を行い、2027年には産業利用を本格的に開始できるように準備を進めていきたいと考えています。