INSOL-HIGHは、2025年12月3日から6日に開催された「国際ロボット展2025(iREX)」において、自社開発のREAaL(Robotics Embodied AI and Learning)プラットフォームにAMR(自律走行ロボット)連携機能を新たに実装し、ヒューマノイドロボットとの協調動作デモを公開した。この展示では、移動や運搬、操作といった一連の業務フローを、多様なロボットが単一のプラットフォームで自律的に連携し遂行する様子を披露した。

REAaLプラットフォームの概要図
REAaLのコンセプト「One Platform. All Robots.」

 今後、REAaLではメーカーごとに異なるロボットの仕様差を吸収し、関節構造や可動域、デバイス特性の違いを統一的に扱う独自アダプテーション技術の実装に取り組む。この技術により、学習したスキルをさまざまなロボットへ横展開し、現場の要件に応じてヒューマノイドと自動化ソリューションを柔軟に役割分担するマルチロボット実行基盤の実現を目指す。

 今回のデモは単なる連携ではなく、産業現場で即戦力となるレベルの統合制御が可能であることを示しており、INSOL-HIGHは来春稼働を予定する「フィジカルデータ生成センター」の中核技術として位置づけている。このセンターは、ヒューマノイドロボットを高度化させる実世界データを国内で大規模に生成するコンソーシアム型の拠点であり、すでに複数の大手企業が参画を進めている。

2026年ヒューマノイドロボットの社会実装が加速するフィジカルAIが創る新たな時代の産業基盤/ヒューマノイドロボットやAMRなどが協調して働くイメージ

 INSOL-HIGHは、フィジカルAI時代の産業基盤を日本から創り出すことを目指している。2026年を「ヒューマノイドロボットの社会実装が加速する年」として、今後もロボティクスの標準化と現場実装に取り組み、日本発のフィジカルAIが世界で競争力を持つためのエコシステム構築を進める方針だ。