2025年12月6日、Piezo Sonicは、金融・マーケティング領域と製造・品質領域に知見を持つ社外取締役2人と、現場視点から価値を発信するアンバサダー3人を新たに迎え入れたことを発表した。

 これにより、完全静止が可能で同サイズ従来モーターの5倍以上の力を発揮する「ピエゾソニックモータ」と、屋外での搬送・検査・巡回を可能とする陸上ドローン「Mighty」の認知度向上、開発・量産体制の構築を加速させる。

 創業9年目にあたり事業成長に向けた体制を強化することで、人手不足や危険作業、医療・インフラ分野における高度な信頼性ニーズに対して実装性の高いソリューションを提供し、世界的なプレゼンス向上と持続的な企業価値創出を目指す。

写真:ピエゾソニックモータ(左)、4輪の地上ドローン「Mighty-D4」(右)
ピエゾソニックモータ(左)と地上ドローン「Mighty-D4」(右)

 新社外取締役には、金融・投資の知見を持つ肥銀キャピタルの代表取締役社長・田島功氏と、製造・品質管理領域で豊富な経験を持つ神田工業の代表取締役社長・髙島一郎氏が就任した。

 国産モーターやAMRを開発・製造する企業であるPiezo Sonicは、ピエゾソニックモータや陸上ドローンMightyについて、開発から量産までの一貫体制の強化、技術価値を伝える発信力、外部視点からの戦略的助言が課題となっていた。

 田島氏には、金融業界で培ったネットワークと実行力を生かし、顧客開拓およびセールス戦略の策定などセールス面でのサポートを期待する。製造業の豊富な経験と知見を持つ髙島氏は、品質管理、コスト最適化、サプライチェーン構築など、量産化を支援する役割を担う。

 2人の社外取締役の就任により、グローバルでの事業展開の加速、開発から量産までの一貫体制の強化、医療・産業・ロボティクス市場での信頼性向上、中長期の経営戦略に対する客観的かつ高度なガバナンスの確立を目指す。

写真:田島功氏、髙島一郎氏
肥銀キャピタル代表取締役社長 田島功氏(左)、神田工業代表取締役社長 髙島一郎氏(右)

 また、カズヤシバタ氏、しぶちょー氏、かいと氏の3人をアンバサダーを迎えることで、ピエゾソニックモータやMightyの利用方法、製品の価値を、技術者や研究者、医療従事者、一般ユーザーなど幅広い層へ伝える取り組みを加速させる。今回アンバサダーに就任した3人は、自身でのモノづくり経験や専門知識、SNSで高い発信力を持つインフルエンサーであり、実例やストーリーを交えながら製品の魅力や価値をわかりやすく社会に発信してもらうことで、認知度向上を図る。

カズヤシバタ氏の写真、しぶちょー氏のイラスト、かいと氏のマーク
アンバサダーに就任したカズヤシバタ氏(左)、しぶちょー氏(中央)、かいと氏(右)