2026年9月15日、Liberaware(以下、リベラウェア)は、自社の空間iPaaS基盤「LAPIS」と福井コンピュータが提供する3D点群処理システム「TREND-POINT」のシステム連携を開始したと発表した。

 リベラウェア独自のドローン・AI・画像解析技術に加え、国内で広く利用されるTREND-POINTとともにLAPISエコシステムを構築することで、データの取得から活用までのプロセスをソリューションとして一気通貫で最適化し、建設業界の施工管理における省人化・高度化を支援する。

リベラウェアの空間iPaaS基盤「LAPIS」と「TRENDPOINT」の概要

 建設業界における深刻な担い手不足に対して、国土交通省は建設現場のオートメーション化を目指す取り組み「i-Construction 2.0」を推進している。一方、ドローンで撮影したデータから点群などの3Dデータを利用する場合、撮影・データ整理・点群化処理・点群データ活用までのステップを手動で行う必要があり、多大な工数や専門技術、高性能機器の準備が課題となっていた。

ドローン飛行、データ整理、点群処理、データ活用
「ドローンジャーナルコンファレンス&エキスポ 2026 秋」告知バナー

 従来、ドローンやレーザースキャナーなどで取得した3Dデータは、企業の基盤システムや他の業務アプリケーションと分断されているケースがあった。

 同社は空間データと業務システムをつなぐ空間iPaaS基盤LAPISを軸に、ドローン等で取得した現場データのクラウド処理、施工管理システムへの連携、施工管理資料の作成支援までを一気通貫で提供する基盤の構築を目指し、業界別ソリューション「建設施工進捗管理支援サービス」を2026年7月1日より開始している。

 今回の連携により、「LAPIS 3D Core(自動3次元化クラウド)」で処理された点群などの3DデータをTREND-POINTから直接読み込むことが可能になった。3Dデータ活用で課題となっていた工数や専門性の高い技術、高性能機器の準備が不要となり、データ取得から活用までの業務を円滑化する。

ドローン飛行(遠隔)、点群処理、データ活用

 TREND-POINTは国内で広く導入されており、この連携を通じて建設産業にとどまらず下水道やプラント産業の維持管理における現場DXの社会実装を加速させる。

 リベラウェアは今後、従来のプロダクト開発をスケールアップさせるとともに、空間iPaaS基盤LAPISを中心に、事業モデルをインフラ・プラントといった各領域に適した業界別ソリューション提供ビジネスへと移行していく。広範なエコシステムの構築を進め、データプラットフォーム企業として事業展開を図る方針だ。

建設DXバナー