2026年9月14日、Terra Drone(以下、テラドローン)は、チェコを拠点に防衛向け無人機システムを開発するティーアールエル(TRL Drones)と、ジェット型迎撃ドローン製品化の具体化とJV設立に向けた検討を本格化すると発表した。

 最高時速が約500kmに達するとされる「シャヘド-238」をはじめ高速化する攻撃用無人機に対応し、防衛プライム企業や各国政府機関に輸出可能な上位迎撃レイヤーとしての確立を目指す。

写真:TRL Dronesでドローンを支えるテラドローンの徳重氏とほか2人

 攻撃用無人機は低コスト化・大量投入に加え高速化が進んでおり、ロシアが投入するシャヘド系無人機のうち約10~20%がジェットエンジン搭載型になっていると報じられている。これに伴い迎撃側は、短い反応時間、高速目標への追随性能、レーダーやC2(指揮統制)との連携が求められる。

 テラドローンは、同社が展開する迎撃ドローン「Terra A1」「Terra A1 Autonomous」「Terra B1」にジェット型迎撃ドローンを加えることで、低速・小型ドローンから高速化する長距離攻撃用無人機まで複数の脅威に対応可能な多層型カウンターUASソリューションの提案を目指す。

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【新製品の概要】

  • ジェットエンジン搭載型シャヘド系無人機への対処を想定
  • レーダー、センサー、C2、地上管制システムとの連接を前提にした設計
  • 欧州域内の技術・製造基盤を活用した輸出対応力
  • 防衛プライム企業との共同提案を想定したシステム連携型の製品設計


 テラドローンは、ウクライナで培った実運用環境の知見と欧州域内の技術・製造基盤を組み合わせ、製品や知的財産、開発人材、量産体制を一体で整備する。欧州域内に開発・製造・供給基盤を持つことで、NATO基準に適合した高品質な防衛アセットの確立を目指す方針だ。