2026年9月9日、XNOVAは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/ロボット基盤モデルの研究開発(GENIAC)(補助)」に採択されたと発表した。
同社は代表機関として、電動工具の操作に特化したフィジカルAI基盤モデル「Tool-VLA(ツール・ブイエルエー)」の研究開発を開始する。このモデルは、ヒューマノイドロボットをはじめとする多様なロボットが電動工具を制御する際の共通基盤となる。この研究開発では、双腕ロボットによる工具操作で基盤モデルを確立し、施工作業を担うロボットの実現を目指す。研究開発期間は、2026年度から2027年度までの約1年間。
建設業では高齢化と入職者の減少が進み、人手不足が深刻化している。巡回・監視や搬送などではロボットの導入が始まっている一方、ビス留めや下穴あけ、締付けといった電動工具を用いる施工作業は、高度な身体的スキルを要するため人手に頼ってきた。
この作業をロボットが担うための共通基盤として、電動工具の操作に特化したVLA(Vision-Language-Action)基盤モデルTool-VLAを開発する。ヒューマノイドロボットや四足歩行ロボットなどの種類を問わず、ロボットに電動工具の操作能力を与えることを目指す。電動工具自体の操作を対象とするVLA基盤モデルとしては、世界的にも先駆的な取り組みとなる。
まずは双腕ロボットによる工具操作で基盤モデルを確立し、その後、現場巡回用の四足歩行ロボットへ搭載することで、従来の「巡回・点検」用途から「作業を実行するロボット」へと拡張を図る。将来的にはヒューマノイドロボットを含む多様な機体への展開を目指す方針だ。
