2026年8月20年、ウェザーニューズは、ドローンや次世代エアモビリティの安全運航を支援する「低高度気象データAPI」の提供を開始したと発表した。

「民間・官公庁にドローン向け「低高度気象データAPI」を提供開始、都市をドローンが飛行するイメージ

 ドローンの運用が現場での目視内飛行から、遠隔操作による目視外飛行や複数機の同時運航へと移行するなか、重要となるのが飛行ルート全体の気象把握と事前の予測データである。本APIにより、高度10m単位・250mメッシュの「高解像度気象予測」や、10分更新の「実況解析データ」などの気象データを提供する。

 地表から上空4,500mまでの空域を対象に、独自の高解像度気象予測や実況解析データをはじめ、気象庁の局地モデル「ピンポイントLFM」、アメダス等の気象実況、空港の実況・予報データ、雨雲レーダー、独自の視程距離・雲底高度予測などをパッケージ化している。

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 主力となる実況解析データは、高度10m単位・250mメッシュの高解像度なデータを10分更新で提供。アメダス等の観測データを面補正(同化)することで、積乱雲に伴う突発的な局地風(ガストフロント)などの気象リスクも捕捉・可視化する。

 高解像度気象予測も同等(高度10m単位・250mメッシュ)の解像度に対応し、15時間先まで10分単位で風・気温・降水量・下層雲量・湿度・露点温度・視程距離・雲底高度の予測を提供する。

 データは、緯度・経度を指定することでAPI経由で容易に取得でき、事業者が運用する運航管理システム(UTM)や機体の自律制御システムへ組み込むことが可能である。

 運航時には、実況解析データをもとに飛行ルート上の突風や視界不良などの気象リスクを自動検知し、回避ルートへの誘導や退避判断といったリアルタイムな運航制御を実現する。

 高解像度な予測データを活用した事前計画に加え、過去データを解析することで新規ルート開拓やドローンポート設置における「年間就航率」の試算など、事業性の事前評価にも活用できる。

 同社は今後、ドローンポート等に設置した高性能気象IoTセンサー「ソラテナPro」の現地観測データを上空の解析・予測データへ反映する仕組みの構築や、予測の水平解像度を5mメッシュへ高解像度化するなど開発を進めるとしている。