2026年7月23日、アトラックラボは、オープンソース自律制御ソフトウェア「ArduPilot」に対応した国産小型フライトコントローラー「AT_FC01」を開発したと発表した。
同社が展開する国産フライトコントローラー「AT_FCシリーズ」の第1弾の製品であり、「ArduPilotをもっと身近に」をコンセプトに、ドローン、無人車両(UGV)、無人船舶(USV)など、幅広い無人機へ容易に組み込める小型設計と拡張性を備えている。
ArduPilotは、世界中で利用されているオープンソースの自律制御ソフトウェアであり、幅広い無人機で採用されている。一方、従来のフライトコントローラーは海外製が中心で、小型機への組み込みや用途に応じたカスタマイズには制約が生じる場合があった。
こうした課題に対し、アトラックラボは自社が持つ無人機システム開発の知見を活かし、ArduPilotをより手軽に利用できる国産フライトコントローラーとしてAT_FC01を開発した。
「AT_FC01」の主な特長
- ArduPilot対応
オープンソース自律制御ソフトウェア「ArduPilot」に対応。ドローンだけでなく、UGV、USVなど様々な無人機の制御に利用できる。 - 小型・軽量設計
コンパクトな基板設計により、小型ドローンやロボットなど搭載スペースが限られる機体にも容易に組み込み可能。 - 高い拡張性
UART、GNSS、通信モジュールなどのインターフェースを搭載。パソコンとの接続にはUSB Type-Cを採用。 - 国産設計・開発
アトラックラボが国内で設計・開発。機体仕様に応じたハードウェアやソフトウェアのカスタマイズに対応し、用途に合わせたシステムを提供する。
同シリーズは用途に応じて通信機能やAIコンピューティング機能などを組み合わせるミドルウェアを用意しており、研究開発から量産機まで幅広い用途に対応する。
【想定用途】
- 小型ドローンの飛行制御
- UGV(無人車両)の自律走行
- USV(無人船舶)の自律航行
- ロボット・無人機の研究開発
- 大学・高専・研究機関での教育・研究
- PoC(概念実証)や試作機の開発
- 産業用無人機への組み込み
アトラックラボは、AT_FCシリーズを無人機制御プラットフォーム開発の中核に位置づけ、多様なロボットシステムへと展開を図る。また、通信機能やAIコンピューティング機能との連携を容易にするアーキテクチャを採用し、用途や運用環境に応じた柔軟なシステム構築を支援するとしている。

