2026年5月13日、技術開発コンサルタントとミラテクドローンは、国内の社会インフラ・河川測量などにおける3次元測量およびCIM分野に関する業務提携契約を締結したと発表した。

ミラテクドローンと技術開発コンサルタントのロゴ

 日本のインフラ整備や災害復旧では、測量・設計業務に多大な時間と労力を要しており、人手不足や作業員の安全確保が業界全体の課題となっている。また、発注者が求める成果物は、単なる点群データからCIM(3次元モデル)へと急速に高度化している。

 こうした現状に対応するため両社は業務提携を締結し、測量・設計業務の効率化と高付加価値化を図る。

 今回の提携により、現場の規模や特性に応じて両社の強みを柔軟に組み合わせた最適なソリューションを提供する。

  • 技術開発コンサルタント
     Autodesk Civil 3D等を活用した設計直結型CIM(3次元モデル)構築技術、グリーンレーザースキャナーや濁度管理システム「スイシロウDX」を用いた河川・難所での特殊計測技術。各種許認可申請(都市計画法・森林法・盛土規制法等)を含め、調査・計画から設計・監理まで一貫対応。
  • ミラテクドローン
     年間1,000フライト以上の実績と上場企業グループの安全基準を生かした、広域かつ高精度な点群データの取得。ノイズ除去等の初期解析によるクリーンな素材データの迅速な生成。


 両社が協業することで、従来は分業となっていた「データ取得(計測)」「解析」「設計」を一体化し、工程短縮・コスト最適化・品質向上を実現する。

  • 水陸シームレスな3Dデータ化
     陸のやぶや急傾斜地に適した赤色レーザーと、水中の川底まで届くグリーンレーザーを組み合わせたハイブリッド計測を実施。現場の死角をなくすとともに、水陸で別々の業者を手配する手間を解消する。
  • 現場に合わせた機動的な最適化
     短期現場での迅速な計測から、水質変化の激しい難所でのシステムを用いた確実なデータ取得まで、無駄のない柔軟な対応を行う。
  • 届いたその日から設計に入れるCIM納品
     従来のドローン測量で課題だった「重くて処理できない点群データ」の負担を最小限に抑える。データ取得から施工・設計に直結するCIM構築までを完結させ、顧客が即座に次工程へ移行できる状態で納品する。
写真:ドローンに搭載したグリーンレーザースキャナー
グリーンレーザースキャナー
測量後の3D設計モデルイメージ

 両社はこの提携を皮切りに、実務レベルでの人材交流や技術・ノウハウの共有を進める。官公庁や自治体、大手ゼネコン向けにソリューション展開を積極的に推進し、測量・建設コンサルタント業界における新たなスタンダードの構築を目指すとしている。

 提携に基づく具体的なサービス内容や業務フローの詳細については、近日中に改めて発表する予定だ。