2026年5月12日、DRONE SPORTSは、自社開発の下水道管渠専用ドローン「Rangle X」を用い、公共下水道の汚水管渠において、延長1.6kmを超える区間の連続飛行点検に成功したことを発表した。前回の1.3kmから約300m(23%)の延伸を達成した。

下水道管渠専用ドローン「Rangle X」のスペック、点検を行う様子

 今回対象としたのは、国土交通省から全国特別重点調査の指定を受けた直径2,800mm、延長1.6kmの下水道管渠。この区間は早急な内部状況の把握が求められていたが、管内環境や屈曲構造などの制約から、従来のTVカメラ車や浮流式カメラでは進入・踏破が困難であった。

 同社はRangle X改良版を活用し、地上からの遠隔操作により全区間の連続映像記録を1フライトで完了した。

 管渠内でのドローン点検は普及が進んでいるものの、非GNSS環境下での安定飛行には技術的な制約が生じる。一般的な管渠点検用ドローンは、1回の飛行で300m前後が事実上の限界で、1kmを超える連続飛行は業界全体の課題であった。

 今回の対象区間は屈曲・段差が複合する難所を含んでおり、機体制御の精度と飛行持続性が求められたが、Rangle X改良版を活用して1.6kmを連続飛行することができた。

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