2026年5月8日、大阪港バーティポートで開催された「大阪港バーティポートを拠点とした空飛ぶクルマ商用運航に向けたキックオフ会議」において、SkyDriveは全国に先駆けた商用運航と複数事業者による大阪港バーティポートの共同利用に向け、大阪府、大阪市、大阪市高速電気軌道(以下、Osaka Metro)、Soracle、丸紅とコンソーシアムの設立について合意した。

 キックオフ会議では、大阪港バーティポートを拠点とした商用運航に向けた各社の事業計画等の説明があり、吉村洋文大阪府知事は「全国に先駆けて、大阪港バーティポートを拠点として空を自由に移動できる『空の移動革命』を実現するために、各事業者とともに推進していきたい」とバックアップを表明した。また、Osaka Metroより大阪港バーティポートを拠点とした商用運航を実現するためのコンソーシアム設立の提案があり、一同が賛同した。

集合写真
(左から)丸紅 常務執行役員 国内統括 川邉太郎氏、Soracle 代表取締役 佐々木敏宏氏、Soracle 代表取締役 太田幸宏氏、大阪府知事 吉村洋文氏、大阪市長 横山英幸氏、SkyDrive 代表取締役CEO 福澤知浩氏、大阪市高速電気軌道 代表取締役社長 河井英明氏(提供:SkyDrive)

 SkyDriveは会議の中で、大阪港バーティポートを活用した商用運航に向けたロードマップ案を提示したほか、大阪市内に146か所ある緊急離着陸場(Hマーク)など、既存インフラの活用検討・調査を行う意向を明らかにした。

 同社は2021年9月に大阪府・大阪市と連携協定を締結し、2024年8月にはOsaka Metroと業務提携契約を締結するなど、大阪エリアで実装を見据えた取り組みを行ってきた。2025年には、大阪・関西万博および大阪港バーティポートにおいて空飛ぶクルマのデモフライトを実施。万博閉幕後も、Osaka Metro主催イベント「空クルラボ」等において、展示・搭乗体験やトークイベントを通じた社会受容性・認知度の向上に取り組んでいる。

大阪の地図に示されたHマークと大阪ダイヤモンドルート
(提供:SkyDrive)

 関西経済連合会は、2026年3月に「万博レガシー」として空飛ぶクルマの社会実装を実現するための将来ビジョン「めざせ、空飛ぶクルマのファーストペンギン~社会実装と広域展開による『大関西』の実現~」の中で「2035年に大阪ベイエリアを中心に100機程度の運航」を目指している。