2026年4月14日、CLUEはドローン運用管理システム「DroneCloud」の大型アップデートを実施し、企業や自治体、団体におけるドローン運用の法令違反を早期に検知・是正するための機能を強化したと発表した。

 CLUEはこれまで、建設や住宅領域を中心に、大手ハウスメーカーである積水ハウスの全国規模でのドローン活用支援などを行ってきた。同社はドローン活用を現場任せにせず、組織として安全を担保しながら継続運用できる仕組みの重要性を重視している。

 今回のアップデートでは、特許出願済みの技術も活用し、「法令違反の検知と早期是正」「操縦者の習熟度・機体状態など品質要因の可視化」の2点を強化した。これにより、ドローン運用の安全性を高めるとともに、現場の確認・管理の負担軽減が期待される。

DroneCloud イメージ画像

 DroneCloudは、企業や自治体、団体がドローンを活用する際に必要となるドローンの法令遵守・運用管理をオールインワンでサポートするサービス。ドローンの活用に必要な飛行日誌、飛行許可、飛行計画などの管理を始め、利用するドローンや操縦者の管理が可能である。同社の長年の運用知見を生かし、数百台規模での運用にも対応する柔軟な機能を備えている。

主な機能

  • 法令対応のカバー
     法令に必要な対応はDroneCloudで完結するため、煩雑で非効率だった法令対応の作業を全て一本化できる。
  • パソコン、タブレット、スマートフォンに対応
     パソコン、タブレット、スマートフォンなど、さまざまな端末から利用が可能。現場の報告やチェックはスマートフォン、本部からのモニタリングや確認作業はパソコンからといった使い分けができる。
  • ドローン飛行アプリケーションとの連携
     CLUEが提供するドローン飛行アプリケーションと合わせて利用することで、飛行日誌などの情報を自動記録。
  • 機体・飛行講習などの提供
     人やドローンの確保をサポート。国家資格講習サービスによる人材育成や、要望・ニーズに応じた機体の販売・リースにも対応する。マニュアル作成などの業務定着も支援する。
  • エンタープライズ運用の実現
     監査に必要な書類の出力や拠点単位のデータ分離、運用状況の可視化など、エンタープライズで求められる運用に合わせた利用を支援する。

大型アップデートの概要

 拠点や操縦者が増えるほど、法令違反につながりうる兆候を早期に把握することが重要となる。今回の大型アップデートでは、運用データをもとに法令違反のリスクをシステムが自動検知し、必要な担当者にアラートで通知することで、確実な法令遵守が可能になる。あわせて品質要因の可視化やDIPS2.0との連携を進め、現場と本部が同じ情報をもとに対応できる運用体制を整備する。

【主なアップデート内容】

  • 法令違反の検知と確実な法令遵守
     飛行計画・飛行日誌などの運用情報をもとに、法令違反につながりうる不備や逸脱をシステムが自動で検知し、関係者へアラート通知する。これにより事業リスクを抑え、速やかに是正し、再発防止につながる運用へ導く。
  • 操縦者の習熟度・機体状態など、品質を左右する要素の可視化
     運用現場で課題となりやすい操縦者の習熟度や機体状態などを、運用管理の観点から把握しやすくし、品質担保とガバナンス強化に寄与する。
  • DIPS2.0との連携強化
     従来連携していた飛行計画の登録機能だけでなく、DIPS2.0に登録済みの飛行計画の取り込み機能、ドローンなどのリソースの共有機能を実装。より正確で効率的な運用を実現する。


 CLUEは、大手ハウスメーカー等のエンタープライズ企業の運用を支援してきた知見をもとに、再現可能な仕組みとしてサービスを提供する。加えて、同社が提供している屋根外装点検サービスDroneRooferを起点に、DroneRoofer外壁診断、ドローン施工管理くんなどの業界向け飛行アプリケーションの他業界への展開を計画している。

 同社は今後もDroneCloudを通じて、ドローンを業務利用する企業や自治体、団体の運用効率化と安全性向上を支援するとともに、法令改正への対応や法令遵守機能の拡張を積極的に進めることで、ドローン活用の安全・安心の実現を推進する方針だ。