東武動物公園は、効率的な点検作業の実現と安全性の確保・向上を目的として、小型ドローンを活用した点検等の内製化運用を進めている。2026年2月24日、水上木製コースターレジーナⅡにおいて模擬点検を実施し、人が立ち入りにくい高所や構造体内部、従来目視では確認が難しい箇所に対し、遠隔から安全に確認が可能であることを検証した。

写真:ドローン
写真:水上木製コースターレジーナⅡ

 東武動物公園では、遊戯機種や高所構造物の点検における安全性の確保や作業効率の向上が課題となっており、2024年6月に椿本興業とスカイブリッジによるドローン点検を実施。その有益性を認識したことから、2025年春に小型ドローンを導入し、遊戯機種の点検実現に向けた飛行訓練や空撮などを重ねてきた。

写真:水上木製コースターレジーナⅡの骨組みの裏側

 模擬点検は、ドローン操縦者とモニター確認者の2人体制で実施した。モニターには操縦者の視点映像が表示され、点検箇所を確認するとともに、確認者が飛行中のドローンを目視で監視し、風の影響や周囲の状況を操縦者へ伝達することで安全に配慮した点検を行った。

写真:ドローン操縦者とモニター確認者
写真:モニターに映る水上木製コースターレジーナⅡの骨組み
写真:水上木製コースターレジーナⅡ付近を飛行するドローン

 ドローンは通常の点検では確認が難しい高所箇所や走路内構造体(骨組み)の裏側にも進入しやすく、映像を通じて点検者の視覚の代わりとなり、詳細な確認が可能となる。

 この取り組みにより安全で効率的な点検ができたことから、引き続き小型ドローンを活用した点検等の内製化運用を目指すとともに、台風などの荒天後や降雪後の園内巡回点検などにも活用範囲を広げる方針だ。