2026年2月24日、SkyDriveは、東京都と三菱地所、兼松と連携し、東京ビッグサイトにおいて空飛ぶクルマ「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」のデモフライトを開始した。東京都内でデモフライトを行うのは今回が初であり、会場には約300人が訪れた。
デモフライトでは、2025年大阪・関西万博や大阪港バーティポートで実施した公開フライトと同型の機体を使用。東京ビッグサイト東棟屋外臨時駐車場を離着陸地点として海上への飛行を披露し、こうした都市部のビル屋上や狭小地のバーティポート(離着陸場)でも安全に離着陸が可能であることを示した。大きな離着陸場の設置が困難な都市部でも、多くのポートを活用することで効率的な移動を実現するとしている。
また、駐車場のような身近な場所で離着陸を実施できたことは、都市部の屋上ポートや大型ショッピングモールの駐車場、駅前広場等へのポート設置が可能であることを示唆し、日常的な移動に空という選択肢が増えることを感じさせる内容となった。
マルチローター型の機体であるSKYDRIVE(SD-05型)は、高度な制御による小回り性能に加え、固定翼機と比較してコンパクトな機体サイズが特徴。これにより離着陸に必要なポートの面積も小さくできる。東京都内には屋上緊急離着陸場が約70か所あり、その多くは15~20m四方となる。SKYDRIVE(SD-05型)はその大部分で運用が可能であるとしている。
東京都は、空飛ぶクルマ社会実装のロードマップを策定し、交通渋滞の回避や迅速な物資輸送など、人やモノの移動革命によるQOLの向上、都市の魅力やプレゼンスの向上を目指している。
東京都と三菱地所、兼松は、2022年より都内における空飛ぶクルマの早期事業化を目的として、ビジネスモデルの検証、新丸ビル屋上と臨海部をつなぐ航路におけるヘリコプターを活用した移動体験検証を実施。その結果、移動時間は3分の1未満に短縮される一方、搭乗プロセスやポートへのアクセス等、移動前後の時間短縮が重要であること、景色への評価や遊覧のニーズが高いこと、離着陸場は駅周辺やオフィス街等のアクセスが良い場所にニーズがあることがわかった。
こうした検証成果を踏まえ、プロジェクト4年目となる2025年より新たにSkyDriveが参画。今回のデモフライトでは、実際の機体とポートを使用して搭乗の一連の流れを検証する。さらに、英Skyports社の協力を得て、顔認証技術等を活用したチェックインや保安検査など、旅客動線をモニターが体験することで、実用化に向けた運用面の課題抽出を進める。
SkyDrive 代表取締役CEO 福澤知浩氏のコメント
大阪・関西万博と大阪港バーティポートでの成果を経て、ついに日本の首都・東京でフライトを実現できたことを大変嬉しく思います。マルチローター型の高い機動力は、まさに東京のような大都市圏での運用に最適です。東京都やパートナー各社様のご支援に感謝するとともに、本格的な事業化に向け、都民の皆様にこの新しい移動手段「空飛ぶクルマ」を身近に感じていただけるよう、安全な実証を積み重ねてまいります。政府の地方創生に関する総合戦略においても『生活インフラ』として位置付けられた今、日本発の機体メーカーとして、日本から世界へ、空の移動革命を推し進めてまいります。
デモフライト実施概要
| 実施期間 | 2026年2月24日(火)~28日(土)の5日間 |
| 場所 | 東京ビッグサイト 東棟屋外臨時駐車場 |
| 実施時間 | 各日 9:30/12:05(1日2回実施)※開始15分前まで集合 |
| 見学について | 予約不要。誰でも無料で自由に見学できる。 |
| 天候による実施判断 | 天候等の影響による実施可否については、X(旧Twitter)SkyDrive公式アカウント(https://x.com/Skydrive_jp)で随時発表する。 |
| その他 | 最終日28日(土)2回目の飛行後には、機体に近づいて見学・撮影できる時間を設ける予定。 |
