写真:ドローンの風向き変換部材を装着して作物の間を飛行するドローン

 アップスダウンは、ドローンのダウンウォッシュ(吹き下ろしの風)を水平方向に変換する特許技術「ドローンの風向き変換部材」を開発したと発表した。

 受粉作業におけるハチや手作業への依存は、気候変動や人手不足のリスクを伴う。その解決策としてドローンの活用が期待されているが、従来のドローンはダウンウォッシュの特性上、多段棚や作物の上を覆う固定具がある環境、天井の低いハウスなどへの導入が困難であった。

 風向き変換部材を活用することで、ドローンのダウンウォッシュを最大90度まで水平方向に変換することができる。

ドローンの風向き変換部材(Upsdown YouTubeチャンネル)

 アップスダウンは、受粉プロセス完全自動化に向けて、特許技術をコアに今後はAIやセンシング技術との統合を視野に入れるとしている。

 また、従来ドローンの導入が困難であった施設園芸分野の作業効率化、人材不足の解消を目指し、この技術の製品化および販売体制の構築に向けてパートナー企業の募集を開始する。

【将来的な構想】

  • 操縦スキルを必要としない安定した再現性のある飛行が可能で、誰でも簡単に扱うことができる。
  • 最適な飛行ルートをリアルタイムで形成。また、開花状況や株の状況をAIにより分析・管理する。
  • 複数機のドローンを同時に飛行させることで、受粉作業にかかる時間を大幅に短縮する。
  • ハウス内の環境システムから、温度・湿度データを取得。受粉に最適な環境とシンクロすることで受粉不良のリスクを軽減する。