2026年1月23日、SkyDriveは、インドの航空宇宙・防衛分野におけるエンジニアリングおよび製造企業であるSASMOS HET Technologies(以下、SASMOS)と、空飛ぶクルマ「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」向けの電気配線相互接続システム(EWIS)に関する開発契約を締結したと発表した。

 この契約に基づき、SASMOSは、EWISのシステム設計、試作、認証取得支援、ならびに量産準備までを含む包括的なEWIS関連サービスを提供する。この提携により、SkyDriveは機体の信頼性を強化するとともに、商用化に向けて量産化が可能な生産体制の基盤構築を進める方針だ。

SkyDriveとSASMOS HET Technologiesのロゴ
写真:調印式の様子
調印式の様子。中央左:H. G. Chandrashekar氏(SASMOS Group 会長兼マネージング・ディレクター)、中央右:福澤知浩氏(SkyDrive代表取締役CEO)

 SASMOSは、航空機向けEWISの設計・製造を手がけており、ボーイング社やエアバス社、ハネウェル社など、世界の主要航空機OEMおよびTier1航空宇宙サプライヤーを顧客とする航空機プログラムへの参画実績を有している。

 空飛ぶクルマの開発に取り組むSkyDriveは、2025年の大阪・関西万博においてデモフライトを成功させ、次のマイルストーンとして2028年の商用化を目指している。

 空飛ぶクルマは、高電圧の電動推進システムを採用しており、機体構造がより高度化・複雑化することから、配線システムには安全性、信頼性、軽量化、製造性といった厳しい要件への対応が求められる。この提携を通じて、SkyDriveは機体の信頼性や製造性を高めるとともに、量産化と商用化を見据えた開発・生産体制の構築を加速させる。

各社コメント

SkyDrive 代表取締役CEO 福澤知浩氏

 航空機向けEWISおいて豊富な経験を有するSASMOSと協業することを大変嬉しく思います。空飛ぶクルマでは、電動化が性能および安全性の両面で中核をなしており、配線システムの設計・実装は、安定的かつスケーラブルに製造可能な機体を実現するうえで不可欠です。SASMOSと緊密に連携し、機体としての成熟度を高め、商用化に向けて高品質で安定した製造体制の構築を進めてまいります。

SASMOS HET Technologies 会長兼マネージング・ディレクター H. G. Chandrashekar氏

 この革新的な空飛ぶクルマの開発においてSkyDriveとパートナーシップを結べることを光栄に思います。本協業は、持続可能な技術の進展を目指すインドと日本の共通のビジョンを体現するものであり、SASMOSが国際認証に準拠した高い信頼性と品質を備えた航空宇宙システムを提供できる能力を有していることを示すものです。