2026年1月14日、東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)とFPV Robotics、コア、板橋区は、同区の新河岸川を中心としたドローン航路で、災害時における物資輸送ルートとしての活用可能性を検証する実証実験を行うと発表した。この取り組みは、社会課題の解決によってウェルビーイングな社会の実現を目指す、JR東日本が設立した「WaaS共創コンソーシアム」の活動の一環として実施する。
ドローンに準天頂衛星システム「みちびき」のセンチメーター級測位補強サービス「CLAS」対応受信機を搭載し、設定したルートに沿った高精度な自動飛行と精密な離着陸を実現する。
今回の実証実験では、東京都23区の人口集中地区内において、高精度自動飛行によるドローン物流の可能性を検証する。
国土交通省は2024年3月に「ドローン物流における河川上空の活用円滑化に向けた基本的考え方」を公表しており、障害物が少ない河川・運河の上空を活用したドローン物流の進展が期待されている。
また、板橋区は、災害に強いまちづくりにより地域の安心・安全を確保し、エリアの魅力を高めるため、イノベーションを起点とした成長志向の産業育成に注力し、ドローン産業の集積と成長を目指している。
今回の実証実験では、板橋区を含む東京23区内の人口集中地区において、ドローン物流の円滑な航行を支援するための課題抽出と有効性の確認を行う。
【実施概要】
| 実施日 | 2026年1月27日(火) 予備日:2026年1月29日(木)、2月3日(火) |
| 実施場所 | 板橋区内の新河岸川沿い |
| 設定航路 | ・板橋ドローンフィールド(MFLP・LOGIFRONT東京板橋内)→新河岸小学校:水・食料の運搬 ・東京薬品→蓮根ひまわり苑:医薬品の運搬 |
| 使用機体 | FPV Robotics製「FPV logistics B-05」にコア製「CLAS対応受信機」を搭載 |
| 飛行条件 | 無人地帯上空における目視外の自動飛行(機上カメラでも歩行者等の有無を確認するが、有人地帯では補助者を配置し、立入管理措置を講じた上で飛行する) |
実証実験では、技術面と運用面の2つの観点から検証を行う。技術面では、設定した航路に沿った高精度な飛行や精密な離着陸がCLAS対応受信機を搭載した機体で実現可能か、運用面では災害時における物資輸送ルートとしての活用可能性を探る。
【実証体制】
今回の実証実験で災害時におけるドローン物流の活用可能性が確認できた場合、都市部でのドローン配送ルートのモデル形成を進め、生活インフラとしてのドローン物流の実用化を目指す方針だ。
