2025年11月27日、DJIは、産業用ドローンを活用した楽天グループによる携帯電話基地局点検の導入事例動画を公開した。動画では、基地局点検における安全・効率性の両立をテーマに、ドローンパイロットや担当者の声を通じてDJI産業用ドローンの最新活用事例を紹介している。

CASE STUDY DJI MATRICE 4 SERIES 基地局点検での活用事例、飛行するドローン

 従来の基地局点検は高所作業が必要であり、落下リスクや作業時間、人員の負担が問題であった。これに対して楽天はドローンを導入し、現場作業の安全・効率性を向上させた。Matrice 4Eを活用し、高性能カメラでの高精度撮影やレーザー距離計測を実現し、フォーカス合わせにかかる時間を短縮。また、今回はMatrice 4Dで検証を行い、障害物検知モジュールやIP55防塵・防水性能が、都市部や雨天等でも現場リスクを軽減することを確認した。

 楽天のパイロットは、「ブレ補正機能や明るいレンズにより、基地局の細部まで鮮明に撮影できる」「一日フル稼働でも安定した運用が可能になった」といった声を寄せている。

 今回公開した事例動画では、楽天による実際の基地局点検の様子やインタビューを通じて、DJI産業用ドローンの活用メリットを紹介している。

基地局点検での活用事例(DJI JAPAN YouTubeチャンネル)