2025年10月23日、エヌデーデー(以下、NDD)は、ドローン操縦の国家資格である「無人航空機操縦士」の実技試験の練習が可能なドローン操縦シミュレーター製品「SkyAce for License」を一等無人航空機操縦士の実技試験に対応させ、大幅に機能を拡充した「SkyAce for License Pro・Enterprise」としてリリースした。従来製品は「SkyAce for License Basic」として引き続き提供する。

試験のシミュレーションの様子
SkyAce for License Pro・Enterpriseの画面イメージ

 Pro・Enterprise版は、二等無人航空機操縦士 回転翼航空機(マルチローター)の実技試験に加え、一等無人航空機操縦士 回転翼航空機(マルチローター)の実技試験にも対応する。

 SkyAce for Licenseは、「Basic」「Pro」「Enterprise」の3つのプランで提供する。

【プラン内容】

Basic「二等無人航空機操縦士」の実技試験対策に対応
ProBasicの内容に加え「一等無人航空機操縦士」の実技試験対策にも対応
EnterpriseProの内容に加え、導入サービスや保守・技術サポートを提供

 より高度な技能と知識が必要な一等無人航空機操縦士の資格取得を目指すドローン事業者や官公庁では、安全で効率的なパイロット育成が求められる。こうしたニーズに応えるため、製品導入サービスや保守・技術サポート体制、運用方法や目的に合わせたカスタマイズの提案などを一貫して提供する。

【特徴・機能】

  • パソコンと一般販売される送信機(プロポ)があれば、場所や時間を問わず何度でも飛行練習が可能
  • 二等無人航空機操縦士の実技試験「スクエア飛行」「8の字飛行」「異常事態における飛行」「飛行前点検」が練習可能(Basic・Pro・Enterprise)
  • 一等無人航空機操縦士の実技試験「高度変化を伴うスクエア飛行」「緊急着陸を伴う8の字飛行」「ピルエットホバリング」が練習可能(Pro・Enterprise)
  • 「飛行経路逸脱」「不円滑」等、試験基準と同様の減点細目を判定し、採点結果を表示
  • Futaba製送信機に対応。日本国内で流通する業務用ドローンと同じ操作感覚で練習が可能
  • 飛行軌跡を記録・表示できるため振り返りの実施が可能
  • 試験員の指示音声が出力されるため受講者一人でも練習が可能
  • 導入や保守・技術サポート、業務内容に合わせたカスタマイズの相談(Enterprise)


【販売価格】 (1ライセンス、税込)

SkyAce for License Basic38万5,000円
SkyAce for License Pro88万円
SkyAce for License Enterprise110万円

※1ライセンスにつき1台のPCにインストール可能。使用人数の制限なし。
※法人向け商品のため個人への販売は行わない。
※Enterprise版でカスタマイズを希望する場合は追加料金が発生する。

▼SkyAce for License
https://www.nddhq.co.jp/technology/drone/sky-ace-for-license.html