2025年10月28日、Liberaware(以下、リベラウェア)は、同社子会社のLiberaware Koreaと韓国のテクノロジー企業HOPが、製品開発および事業拡大を目的とした業務提携に関する覚書(MOU)を締結したことを発表した。

写真:机に置かれたドローン、覚書を手にする2人

 リベラウェアは、屋内狭小空間における点検・計測に特化した小型ドローン「IBIS2」の開発・製造・販売を通して、インフラ維持管理や安全性の向上に取り組んできた。

 HOPは、電波通信に基づく位置制御技術を活用し、災害現場、地下トンネルなど、人が立ち入り困難な環境でロボットやドローンが代替作業を行える技術を開発している。これにより人的被害の軽減や効率的な無人作業を可能とし、安全な未来の構築を目指している。

 両社はこの協業を通じて、次世代先端産業用ドローンおよび点検自動化の研究開発と商用化を進めるとしている。

【協業内容】

 この業務提携に基づき、両社は以下の協力分野を含む幅広い事業連携の可能性を探る方針だ。

  • 韓国および日本市場における共同マーケティング活動
  • 製品関連情報の共有
  • 協調的なプロモーション活動
  • 製品・サービスの共同研究開発


 今後両社は、両国市場における事業機会の創出や製品価値向上を目指す。また、リベラウェアの狭小空間飛行・3Dデータ処理技術と、HOPの非GPS位置測定技術により、産業界における新たな価値を創造するとしている。