2025年6月20日、三井不動産は、施設内での配送業務負担軽減を目的に、米国で自動配送ロボットを展開するAvrideのロボットを活用した実証実験を、三井アウトレットパーク木更津で開始すると発表した。
三井アウトレットパークの出店ブランドが参加する公式オンラインショッピングサイト「三井アウトレットパーク オンライン」では、アウトレットモールの店頭商品をオンラインでショップから直接購入し、自宅で商品を受け取ることができる。
実証実験では、同サービスの需要拡大に備え、ロボットを活用した自動配送を導入することによって梱包資材等のアウトレット施設内の配送効率向上と、配送業務の負担軽減を目指す。
実証実験の概要
三井アウトレットパーク オンラインでは、注文を受けた商品のほとんどは出店店舗の在庫から引当、アウトレット施設から出荷しているため、店舗側では接客業務に加えて配送業務も行っている。
【店舗側の配送業務】
① 注文商品の引当
② 注文商品のピッキング
③ 商品梱包
④ 配送業者への商品引き渡し
③の作業では、所定の梱包資材保管場所へ梱包資材を取りに行く手間が発生している。④の作業では、配送業者が広大な敷地内で集荷のために各店舗を巡回しており、業務負荷がかかっている。自動運転配送ロボットを用いて梱包資材や梱包した商品等の運搬を自動化することにより配送の効率化を目指す。
広大なアウトレット施設の中を自動配送ロボットが配送することで、店舗や配送業者の負担を軽減し、円滑な配送の仕組みを構築する。