2025年11月18日、エバーブルーテクノロジーズは、小型無人除雪機「除雪ドローン」の2026年モデル「SRD-F11RC2」を発表した。2025年12月より順次販売を開始する予定だ。
除雪能力・走行性能・バッテリー性能は従来モデルと同等。ボディカウルをFRP製1ピース構造から前後分割式の金属製2ピース構造へ刷新し、耐候性やメンテナンス性を高めた。また、全高を抑えることで車庫・倉庫・住宅周辺など狭い場所での作業性を向上している。上面をフラットな形状にすることで、機器の搭載やカスタマイズの自由度を高める拡張性を備えた。さらに、現場の多様なニーズに応えるため、新たなオプションパーツを追加している。
【新オプション】
- ブレーキ装備モーター＋ブレーキボタン
ボタン操作で4輪同時にブレーキが作動し、安全性と斜面や積載時の利便性を向上。 - 誤操作防止機構
起動時の誤操作や低電圧時の誤動作を防止。 - ワンウェイオフセットプレート
除雪時に雪を片側へ寄せることが可能。 - 牽引フック用メンバー
牽引用途に活用。 - 交換対応バッテリー
バッテリーがなくなっても、すぐに充電済バッテリーに交換可能。 - 電動草刈アタッチメント（開発中、2026年度予定）
30度の法面でも草刈りができるアタッチメント。 - 自動運転ユニット（開発中、2026年度予定）
GNSSを利用した自動運転機能。FPVカメラ、2D LiDARで安全性を確保。
エバーブルテクノロジーズ代表取締役 野間恒毅氏 コメント
今回の2026年モデルでは、2025年モデルを実際に使っていただいた皆さまのご意見ご要望をデザインに反映し、機能性をさらに磨きました。特に高さに制限のある狭小な場所に入り込めるように全高を抑えることで作業性が改善、新しい金属製ボディカウルによって耐候性が向上しています。また拡張性と安全性を高めるオプション装備によって、除雪のみならず小型無人建機としてもより幅広い用途に対応可能となりました。