2025年10月21日、茨城県境町とACSLは、ドローンによる赤外線カメラ撮影で人の動きなどを検知する闇バイトなどの強盗・窃盗対策へのドローン本格導入に向けた実証実験を実施すると発表した。

 境町と町内に研究拠点を持つACSLは、2025年3月に包括連携協定を締結。同年3・4月にドローン防犯対策夜間実証実験の第1弾を実施している。今回はその第2弾として、対象とする飛行地域を拡大する。

 この取り組みは、新しいテクノロジーを活用して人手不足を解消し、境町を住み続けられる町にすることを目的としており、他の地域にも横展開できるような形を目指すとしている。

ドローン防犯対策(闇バイト・強盗・窃盗)夜間実証実験のお知らせ、スケジュール

ドローン防犯対策夜間実証実験

【スケジュール】

リハーサル2025年10月24日(金)13:00〜18:00(うち2時間)
定常運行2025年10月31日(金)から毎週金曜 18:00〜深夜(うち2時間)


【飛行エリア】

実証実験の飛行エリア(長田地区、猿島地区)
  • 長田地区
    離着陸場下砂井営農担い手センター
    飛行経路長全長約4.2km
    撮影対象下砂井地区、栗山地区(一部猿島地域内門、山崎地区を含む)
  • 猿島地区
    離着陸場浦向公民館
    飛行経路長全長約4.0km
    撮影対象浦向地区、金岡地区

使用機体

  • ACSL「PF2-AE」
    写真:ACSL「PF2-AE」外観

    全長1,173×1,067mm(プロペラ範囲)
    高さ654mm
    重量約9.0kg
    飛行速度(水平)10m/s(GPS環境下)
    最大風圧抵抗10m/s
    最大飛行時間約20分
    その他仕様プロポ信号・映像伝送2.4GHz

  • ACSL「SOTEN」
    写真:ACSL「SOTEN」外観

    全長637×560mm(アーム展開時)
    高さ153mm
    重量1720g(標準カメラ搭載時)
    最大対気速度(水平)15m/s(GPS環境下)
    最大飛行時間25分(カメラ付き)
    その他仕様プロポ信号・映像伝送2.4GHz