2024年11月22日、日本海事協会(以下、ClassNK)はドローン検定協会と、ドローン教育導入を進める高校・大学等に対して、学生等による無人航空機操縦士の技能証明(ライセンス)取得をサポートすることを目的とした業務提携について基本合意書を締結したことを発表した。
ドローンをはじめとする無人航空機は「空の産業革命」とも言われ、官民協議会におけるロードマップに沿ったさらなる活用の拡大により、社会が抱えるさまざまな課題を解決し、産業、経済、社会に変革をもたらすことが期待されている。その中で、操縦ライセンスの取得促進、操縦者の育成・技量確保は、空の産業革命に向けたロードマップの主要事項となっている。
第三者認証機関であるClassNKは、無人航空機操縦士技能証明の指定試験機関、および機体の安全性認証の登録検査機関としての事業をはじめ、ハード・ソフトの両面から無人航空機の安全確保に努めている。
ドローン検定協会は、ドローンの安全な運用と普及を目的として、全国の高校・大学等において民間資格である「ドローン検定」をはじめとした事業を展開している。
今回締結した基本合意書は、高校・大学等に対し、国家資格である無人航空機操縦士技能証明を取得するためのドローン教育導入の推進を図るもの。すでにドローン教育を導入しており技能証明の取得に関心を持つ学校や、ドローン教育に興味がある学校などをサポートする。
両者は今回締結した基本合意をもとに、今後高校・大学生等が在学中に国家資格を取得しやすい環境整備について検討するとしている。