2024年9月26日、空飛ぶクルマ(電動垂直離着陸機、以下eVTOL)の運航事業開始を目指し住友商事と日本航空(以下、JAL)が共同設立したSoracleは、2025年大阪・関西万博における未来社会ショーケース事業 「スマートモビリティ万博 空飛ぶクルマ」の協賛契約を締結し、JALから運航事業を承継したことを発表した。
これを受け、Soracleは米国のArcher Aviation(以下、Archer社)と、大阪・関西万博における空飛ぶクルマデモンストレーション運航プログラムに合意した。
大阪・関西万博「空飛ぶクルマ」運航事業概要(予定)
・運航形態:有人飛行による2地点間および周遊デモンストレーション
・運航地点:大阪・関西万博会場および大阪ヘリポート
・使用機材:Archer社が設計・開発するeVTOL「Midnight」
Archer社のeVTOL「Midnight」は、4人乗客(パイロット除く)ベクタードスラスト型のeVTOL。米国で試験飛行を重ね、2025年末までのFAA(連邦航空局)からの型式証明取得、2026年の商用運航の実現を目指している。最高速度240km/h、航続距離は160km、最大積載量は454kg。