レッドクリフは、2024年8月17日に万博記念公園(大阪府吹田市)で開催された「SUMMER SONIC 2024」において、花火搭載ドローンを含む1,000機のドローンショーを実施した。

写真:ドローンショーの様子。ドローンの光によって空に表現された火の鳥。翼の先から花火が噴き出している。

 今回のドローンショーは、文化庁が主催する「MUSIC LOVES ART 2024 - MICUSRAT(マイクスラット)-」プロジェクトの一環として行ったもので、都市型音楽フェス SUMMER SONIC 2024 と連携し、アートに触れる機会が少ない層にも楽しんでもらうことを目的に実施された。

 レッドクリフは、オーストラリア先住民族の伝統楽器ディジュリドゥの奏者であり点描画家としても知られるGOMA氏とともに、「再生」「はんえい」をテーマに1,000機のドローンでショーを作り上げた。

写真:ドローンショーの様子。ドローンの光によって空に表現された「SUMMER SONIC 2024」。

 「ひかりの世界・阪栄の火の鳥」と題し、ひかりの粒子が変幻を繰り返して鳳凰へと再生していくストーリーは、GOMA氏の半生や感性から生み出されたもの。この幻想的な物語をレッドクリフが1,000機のドローンで万博公園の夜空に描いた。

 流れるフォーメーションやドローンのLEDライトによる色彩のグラデーションが、うねりを思わせる動きを作り出し、抽象的な意識や記憶のつながりを表現した。

 クライマックスでは、手塚治虫作品『火の鳥』からインスパイアされたGOMA氏作の「火の鳥」が出現。花火を搭載した100機のドローンが羽を縁取り、ダイナミックに花火を噴き出した。

写真:ドローンショーの様子。ドローンの光によって空に表現された抽象的なモチーフ。
写真:ドローンショーの様子。ドローンの光によって空に表現された「GOMA」。