2024年9月4日、レッドクリフは、中国・深圳(しんせん)市において、同国のドローンメーカー高巨創新(High Great Innovation Technology Development、以下 HIGH GREAT)とともに、ドローンショーで描く「ディスプレイの大きさ」でギネス世界記録を達成した。

写真:記念撮影

 近年、ドローンの同時飛行数に関する世界記録は次々と更新されており、2018年に韓国で2,066機、2020年に中国で3,051機、2021年には中国で5,200機の記録を達成。そして2024年9月には中国で7,598機のドローンショーが行われている。

 今回、ドローンで描く「ディスプレイの大きさ」および「同時飛行数」で記録更新を目指し、中国、日本、サウジアラビア、オーストラリア、フランスのドローンショー運営企業が2日間にわたり大規模なパフォーマンスを実施した。

 1日目は、7,998機のドローンがフォーメーションを組み、幅約155m×高さ約85mの巨大サイズのディスプレイを夜空に描いた。参加した企業はサウジアラビアのRising Star、日本のレッドクリフ、オーストラリアのNew Age Media Group、中国のHIGH GREATの4社。それぞれが自国の名所や文化をアニメーションで表現し、レッドクリフは初音ミクの楽曲『Intergalactic Bound』のミュージックビデオを再現した。

 この大規模なディスプレイは、HIGH GREATが2022年に5,184機で達成したギネス世界記録を大きく更新した。

写真:初音ミクのミュージックビデオをドローンによるアニメーションで表現する様子
写真:夜空にドローンの光で描かれたレッドクリフのロゴ
ドローショーの様子

 2日目は、HIGH GREATとフランスのGroup F SASが中心となり、8,100機のドローンによる同時飛行を実施。「LOVE MAKES THE WORLD GO ROUND(愛は世界を動かす)」というテーマのもと、上空約450m、幅約350mの夜空に球体やハート、文字情報を約15分間にわたって描き出した。この規模の同時飛行は極めて高度な技術力と安全管理が必要であり、ドローン同士がタイミングを合わせてシンクロしながらフォーメーションを演じた結果となる。

写真:夜空にドローンの光で描かれた球体のモチーフ
ドローショーの様子(Design : Group F SAS)